沐浴って、いつまでするものだと思いますか?
一般的には「新生児期だけ。1ヶ月健診でOKが出たら、大人と一緒の湯船にデビュー」と言われますよね。
でも我が家の娘は、生後9ヶ月半の今も、ベビーバスで沐浴しています。
「え、まだ沐浴?」と思った方にも、「うちも湯船デビューしてないけど、大丈夫かな…」と不安な方にも、我が家の理由と考え方を書いてみます。
「沐浴は新生児まで」は、湯船に入る家庭の話
沐浴を卒業する理由を調べると、「1ヶ月健診で許可が出たら、大人と一緒にお風呂に入れるようになるから」という説明がほとんどです。
つまりあれは、「沐浴の期限」ではなく「湯船デビューの解禁日」の話なんですよね。
湯船に毎日お湯を張る家庭なら、赤ちゃんも一緒に入る方が合理的。でも、そもそも湯船を使わない家庭なら、話は変わってきます。
「湯船を使わない家庭」って、例えばこんな家です
私はもともとシャワー派。夫は実家では毎日湯船だったそうで、サウナも温泉も好きな、本来は湯船に浸かりたいタイプです。
同棲を始めた頃は、夫が時々お湯を張りたがっていました。私は掃除が面倒なので、「お湯を張りたいなら、掃除してね」とだけ伝えて(張ってくれた日は、私もありがたく入っていました笑)。すると夫は、徐々にお湯を張らなくなり——娘との3人暮らしになってからは、0回です。
ちなみに私も、美容にこだわりまくっていた時代は、毎日2回、湯船で半身浴をしていたこともあります。だから「湯船の良さ」は2人とも知った上で、今の暮らしでは掃除の手間が勝つ、という選択なんです。
そんな我が家に、赤ちゃんのためだけに「毎日お湯を張って、毎日湯船を洗う」習慣を新しく作る——それは合いませんでした。
9ヶ月半の今も沐浴できているのは、大きめベビーバスのおかげ
では娘はどうしているかというと——新生児期からずっと変わらず、ベビーバスで沐浴を続けています。場所はお風呂場の洗い場(浴槽の外の、体を洗うスペース)。そこにベビーバスを置いています。
ちなみにこのベビーバス、買ったものではありません。母の知り合いが使わなくなったものを、先方から「貸そうか」と言ってくださって、お借りしているものです。これが大きめのタイプで——新生児の頃は足が底につかず、しっかり支えていないと娘が不安がっていたほど。それが今では足もお尻もしっかりついて、超安定。この大きさだからこそ、9ヶ月半の今も沐浴できているんだと思います。

お湯は毎回入れ替えるので、ある意味いつも清潔。いつまで続けるかの目安は、私の中では決まっています。娘が1人で立って、シャワーで済ませられるようになるまで。湯船を使わない我が家では、沐浴からシャワーへ、が自然な流れだと思っています。
これからベビーバスを用意する方は、新生児にジャストサイズの小さいものより、大きめタイプの方が結局長く使えるかもしれません。そして、お下がりや借り物で済むならそれで十分——というのが我が家の実感です。
我が家の沐浴のやり方(夫婦2人・手で洗う)
やり方は、新生児の頃から変わらず夫婦2人体制です。夫が大体17時前後に帰宅するので、17時半〜18時ごろに沐浴開始。どうせ2人いるなら2人で、というわけです(2人でやることに慣れた今、1人でやることは考えられません。毎日ワンオペで入れている方、本当にすごすぎます…!)。
夫が娘を支えて、私が洗う係。タオルは使わず、手で洗います。仕上げにシャワーをかけて、私がバスタオルに巻いて部屋へ。オムツと肌着を着せて、髪をとかして完了です。その間に夫はベビーバスの片付けをして、そのままシャワーへ。夫が出たら交代で私もシャワーを浴びて、夕食を作って、19時過ぎに晩ごはん、という流れが定着しています。
ちょっとした工夫として、梅雨のエアコンをつけていない日は、娘の頭と私の腕の間にタオルを置いています。お互い暑いので(笑)。これを置いてあげると気持ちよさそうで、そのまま寝落ちが早くなる気もしています。
頻度は2日に1回。間の日は、濡れガーゼで
沐浴の頻度は、我が家は基本2日に1回。この頻度は私から夫に提案しました(夫は基本、私のやり方に合わせてくれます)。
そう考えられたのには、理由があります。出産したクリニックでも、そもそも毎日沐浴していなかったんです。
私の場合、産後3日目から母子同室になり(帝王切開だったので、自然分娩の方より1日遅いスタートでした)、その2日後に、沐浴指導を兼ねた沐浴が1回。そこから退院までの2日間は、沐浴なしでした。母子同室になる前のことや、希望すれば入れてもらえたのかは、今となってはわかりません。それでも、「専門家のいる場所で、赤ちゃんは毎日沐浴していなかった」という体験が、私の基準になりました。初めての育児は、何が普通なのか基準がわからないもの。だからこそ「沐浴は毎日」というネットの情報より、目の前で見たクリニックでの過ごし方の方が、私にはしっくりきたんです。ここでも「ネットで見る情報と、実際は違うことがある」でした。
産後を過ごした実家でも、3日間沐浴なしという時もありました。子育てを経験してきた私の両親は、回数を心配することもなく、「赤ちゃんはちゃんと育つ」と知っている人たちの落ち着きがありました。細かく言われなかったこと、今思うとありがたいことでした。
義母に沐浴の話をした時は、2日に1回と聞いて驚かれて、「毎日入れてあげた方がいいよ」とも言われました。それでも、私のスタンスは変えませんでした。沐浴は、入れる側の労力もかかるものだと思うから。これが2日に1回なら「お休みの日」を挟めるので、親の精神的な負担もかなり緩和されていると感じます。もし毎日だったら……と考えると、正直、大変だなぁとなってしまいます。
真夏はエアコンの部屋で過ごすので、汗でベタつくことはほとんどありません。微妙なのは梅雨時期で、扇風機だけで過ごす日もあり、日によってはベタつくことも。沐浴休みの日は、寝る前に濡らしたガーゼで顔と体を拭いてあげて乗り切りました。一度だけ、沐浴なしの日に「夫が抱えて、私がシャワーだけかける」ということもしました。でも沐浴の方が楽なので、それ以来していません。
毎日ソープで洗わないのは、娘の将来の肌のバリア機能への影響が心配だから、という私の考えです。大人でも「基本は湯洗いで十分」と言われますし、赤ちゃんは大人より汗をかき新陳代謝もいいとはいえ、お湯だけでも汚れはかなり落ちると感じています。うちは2日に1回だからこそ沐浴時はソープを使いますが、顔にソープを使うのは週2回くらいです。
このあたりは赤ちゃんの肌質にもよると思うので、あくまで我が家のやり方として。肌の様子を見ながら、それぞれのご家庭に合う頻度でいいと思います。
大きくなって、大変になってきたこと
9ヶ月半ともなると、新生児の頃と同じようにはいきません。
まず、手足をバチャバチャさせて水遊びを始めます。そして、興味を持ったものに手を伸ばす——視界にベビーソープのボトルが入ると、体をぐるんと捻って取ろうとするので、支えている夫が大変そうです(笑)。
それでも、大きめのベビーバスと2人体制のおかげで、今のところ問題なく続けられています。
ワンオペの場合は、ベビーバス選びが変わってくると思う
ここまで書いてきたのは、「大きめのベビーバス+夫婦2人体制」でのやり方です。正直、この組み合わせだから続けられている面が大きくて、このタイプの大きめベビーバスは、ワンオペにはあまり向かないかもしれません。実は里帰り中に、練習のために1人で沐浴させてみたことがあるのですが(その頃から同じベビーバスでした)、かなり大変でした……。慣れている方なら大丈夫かもしれませんが。
ワンオペの場合は、道具選びから変わってくると思います。たとえば親戚の家では、空気を入れて膨らませて、赤ちゃんを座らせるタイプを使っていたそうです。股の部分にストッパーがあってずり落ちにくいものもあるようなので、ああいうタイプの方が1人でも扱いやすそう。
また最近知ったのですが、夫の同僚のご家庭(ワンオペだそうです)では、赤ちゃんを寝かせてシャワーをかけられるマットタイプを使っているとのこと。私はその存在自体を知らなかったのですが——秋生まれのうちの娘の場合、寝かせてシャワーだと冬は寒かっただろうなというのと、寝返りが始まると難しそうなのと、おそらくねんね期までを想定した道具だと思うので(実際に使ったわけではないので、あくまで印象です)、我が家の暮らしには合わなかったかなと思います。マットタイプは、時期と環境が合えば、ワンオペの心強い味方になりそうです。
「湯船に入れてあげられていない」と不安な方へ
シャワー派の家庭だと、「赤ちゃんを湯船に入れてあげられていない」ことに、どこか罪悪感を持ってしまう方もいるかもしれません。
でも、「みんなと違う」ことと「間違っている」ことは、別の話。
お風呂のスタイルは、家庭の暮らし方で決めていいことだと思います。湯船に浸かる文化も素敵だし、シャワーで完結する暮らしもあり。大切なのは、赤ちゃんが清潔で、快適で、お風呂の時間が親子にとって心地よいことではないでしょうか。
まとめ:沐浴の卒業時期は、家庭のスタイルで決めていい
・「沐浴は新生児まで」は、湯船デビューを前提とした話
・湯船を使わない家庭なら、沐浴を続けるのも自然な選択
・我が家は生後9ヶ月半の今もベビーバス。1人で立ってシャワーができるようになるまで続ける予定
・頻度は2日に1回。間の日は濡れガーゼで拭いてケア
うちの場合はこう、という一例ですが、同じシャワー派のご家庭の安心材料になれば嬉しいです。
※肌の状態や体調で気になることがある場合は、かかりつけの小児科や助産師さんにご相談ください。
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