赤ちゃんの肌に、ぽつぽつと蕁麻疹。しかも一度じゃなく、消えてはまた出て、消えてはまた出て——。「何かのアレルギー?」「病気だったらどうしよう」と、不安になりますよね。
先に、うちの場合をお伝えすると——娘の蕁麻疹は約2ヶ月間、出たり消えたりを繰り返し、その後は自然に落ち着いていきました。小児科には2回かかりましたが、「赤ちゃんの蕁麻疹は原因がわからないことが多く、よくあること」とのこと。2回目は、先生と相談のうえ「お薬なしで、自然に治るのを待つ」を選びました。そして生後10ヶ月半の今は、ほぼ終息のような感じです。
同じように「繰り返す蕁麻疹」に不安になっているママ・パパの、安心材料になれば嬉しいです。
【時系列】まるで虫刺され?娘の蕁麻疹の場合
生後8ヶ月に入ってすぐのころから、娘の体にぽつぽつと蕁麻疹が出るようになりました。
初めての蕁麻疹——生後8ヶ月と2日目の夜
初めての発見は、突然のことでした。とある夜、晩ご飯中に最初に気づいたのは夫でした。「なんだこれ?」——見ると、娘の左手首あたりに、みみず腫れのような3センチほどの細長い盛り上がりが、2本平行に並んでいたのです。
まるで虫刺されかのように肌が盛り上がって、周りはうっすら赤い。しかも、丸い形ではなく細長い。「こんな虫刺され、ある?」と夫と話す。そんな中、本人は体調や機嫌が悪くなるでもなく、ごく普段通り。「これは一体なんだろうね」と不思議がっていたら、数時間後には消えていました。

↑腕に出た蕁麻疹。初めて発見した細長いタイプは撮りそびれてしまったのですが、こんな感じの丸いタイプも出ていました。診察で見せられるように、消える前に撮っておいたものです。
すると翌日、また別の場所に同じようなものができているのを発見。3日目には、腕や脚だけでなく顔にも。その形は、細長かったり、楕円だったり、綺麗な丸だったり、大小もさまざま。1日に何個も出ました。
できる場所は、顔・腕・脚(背中やお腹は服で隠れていて見落としていた可能性もありますが、見たことはありませんでした)。どれも大体20分〜1時間もすれば、綺麗に消えていきました。

↑小さめの楕円が1箇所に集まってできた時。

↑頬にも(目元だけ隠しています)。これ以外でも、顔にもたくさん出ました。
まさか、アレルギー・・・?
ふと、思い当たったのがヨーグルトでした。
そういえば、初めて蕁麻疹が出た日の朝、初めてヨーグルトを与えていたのです。ただ、食べたのは朝で、蕁麻疹が出たのは夜の19時ごろ。「アレルギーにしては、さすがに時間が空きすぎだよなぁ」。それでも、思い当たる節はそれくらいしかない——そんな状態でした。
この「まさか乳アレルギー?」疑惑の顛末は、こちらの記事に詳しくまとめています(後日、ヨーグルトの直後に口のまわりが赤くなる事件もあって、ヒヤッとしました)。
▶︎赤ちゃんに突然の蕁麻疹、ヨーグルトで口の周りが赤く?乳アレルギーを疑った経過の記録
ピーク時は、1日に30個以上
その後、一度めの受診(詳しくは次の章で)を挟んで、いったんは1日1〜2個まで落ち着いた時期もありました。「このまま終わるのかな」と思っていたら、また少しずつ増えていき、1日に10個ほど出る日が普通に。いちばんひどかった日は、脚・腕・顔に合計30個以上。
それでも娘は変わらず機嫌はよく、食欲もいつも通り。痒がる様子も全くありませんでした。

↑撮れた中では、いちばん大きかった腫れ(太もも)。大きさも本当にさまざまでした。
救いだった情報——「1〜2歳ごろまでに、自然と落ち着くことが多い」
出ては消えるが続くなか、調べていて見つけた、こんな情報に救われました。
こうした赤ちゃんの蕁麻疹は、いわゆる蕁麻疹体質とはまた別のもので、1〜2歳ごろまでに自然と落ち着いていくことが多い——。
大きくなってからも蕁麻疹が出続けるようではかわいそう。その心配は、これでほぼなくなりました。
そんな出たり消えたりの頻発が、およそ2ヶ月続きました。
小児科での内容
期間中に受診したのは、合計2回です。
1回目:飲み薬を処方してもらえた
娘の体調は至って普通だったので、緊急では行かず、週明けに小児科を受診しました。「元気とはいえ、これがなんなのかは把握しておいた方がいいかも」と思ったからです。
ただ、事前にネットで調べた通り、赤ちゃんの蕁麻疹の多くは原因不明なのだそうで、小児科で見てもらっても原因はわかりませんでした。これは仕方がないと思います。
そして、処方されたのは、フェキソフェナジンという飲み薬を、3日分。これは、かゆみや蕁麻疹の膨らみを抑える「抗ヒスタミン薬」で、蕁麻疹の治療によく使われるお薬だそうです。
一応、ヨーグルトのことも伝えましたが、先生も「アレルギーの可能性はゼロとは言えないけれど、おそらく違うだろう」という様子。再開の仕方だけ指導してもらいました(この乳アレルギー疑惑のその後は、先ほどの記事に書いた通りです)。
飲み薬、どうやって飲ませる?
ここで正直に書いておくと——この飲み薬、ほとんど飲ませられませんでした。
お湯に溶かしてスプーンで与えるタイプなのですが、ちょうど離乳食を嫌がっていた時期。スプーンでは飲んでくれず、私の指につけて口の中に塗り込む作戦に切り替えたものの、それでも嫌がって出してしまったりで、実際に飲めたのはごく微量だったと思います。
それでも、飲ませ始めてから4日くらいは症状がかなり落ち着いていました(といっても、毎日1〜2個は出ていましたが)。薬のおかげだったのか、たまたまだったのか——正直、わかりません。
【ちなみに】この受診のとき、よだれかぶれで胸元をかきむしって血が出ていたことも伝えて、ロコイドという塗り薬(炎症を抑えるお薬)も処方してもらいました。塗って数時間で、内側から潤ったような、赤ちゃんらしいふっくら肌に戻ってきて、その早さに感激。「掻くのは癖じゃなくて、痒かったんだね」——塗ったら掻かなくなったのが、答えでした。もっと早く処方してもらえばよかったと思ったほどです。
2回目:薬は処方してもらわなかった
その「1日30個超え」の翌日、さすがに心配になり小児科へ。これが2回目の受診です。
診てもらったうえで、先生はこう説明してくれました。お薬(抗ヒスタミン薬)は、あくまで症状を抑えるためのもので、蕁麻疹そのものを治すわけではない。だから、「お薬は飲まなくても良いと思います」と。そのうえで、「もしご希望なら、お薬を出しますが」とも言ってくれました。
そこで私は確認のために聞きました。
私「言葉を選ばずに言えば、薬を飲んでも意味がない、ということですね?」
先生「そうです」
私「なら、薬は不要です」
こうして、自然に治っていくのを待つことにしました(もちろん、痒みなどの症状がつらい場合は、それを抑えるという大事な意味があります。うちの娘は痒がっておらず、機嫌もいつも通りだったからこその判断です)。
「薬をもらえなかった」というより、「薬はいらない、と納得して選べた」——先生が正直に説明してくれたおかげで、「これは病的なものではなく、自然に治まっていくものなんだな」と、安心してどっしりと構えることができました。
赤ちゃんの蕁麻疹は、やっぱり「原因不明」が多い
赤ちゃんの蕁麻疹について調べてわかったことを、こちらにまとめます。
・子どもの蕁麻疹は、はっきりした原因が見つからないことが多い(特発性と呼ばれるそうです)
・「赤いぶつぶつがたくさん」のイメージがあるけれど、1〜2個だけポツンと出てすぐ消えるタイプも蕁麻疹
・ひとつひとつの発疹は、数時間〜1日ほどで自然に消えることが多い
・多くは急性のもので、数日〜数週間で自然におさまっていく
・6週間以上続いたり繰り返したりするものは「慢性蕁麻疹」と呼ばれる。ただし慢性でも、原因不明のことがほとんどで、特別な検査は通常必要ないとされている
うちの娘は2ヶ月続いたので、定義でいえば「慢性」にあたります。それでも「原因不明でよくあること」——この事実には特に、気持ちをフラットにしてもらえました。
それと、もうひとつ。思い返せば私自身、お風呂上がりに、ふくらはぎへ虫刺されのような丸いふくらみがポツンと出ることが、これまでの人生でまぁまぁあったんです。今でも時々あります。年に1〜2回くらい。いずれもすぐ消えるし、痒みもない。……あれも蕁麻疹だったのかも。そう考えると、娘の「出ては消える」も、私に似ているだけなのかもしれません。なら痒くもなんともない。
蕁麻疹が出なくなってきた
生後9ヶ月の後半あたりから、蕁麻疹の出る頻度は目に見えて減っていきました。10ヶ月に入ると「出ない日」の方が多くなり、出たとしても、肌色に膨らまずに赤い太い線のみに変化。
本人は、この間もずっといたって元気。「慢性」という言葉の響きは重いけれど、体質という意味ではなく、「そういう状態が続いている」というだけのこと。実際、こうやって自然に落ち着いていくものなんだな、と実感しています。
こんなときは、すぐ受診を
最後に、大切なことを。蕁麻疹だけなら慌てなくてもいいことが多いようですが、次のような場合はすぐに受診してください(夜間なら救急相談 #8000 も使えます)。
・ぐったりしている、顔色が悪い
・咳き込む、呼吸が苦しそう、声がかすれる
・嘔吐や下痢をともなう
・唇やまぶたが大きく腫れる
アレルギーの強い反応(アナフィラキシー)の可能性があるサインとされています。「蕁麻疹+何か」のときは、迷わず病院へ。
まとめ|繰り返しても、慌てなくて大丈夫だった
娘の繰り返す蕁麻疹、まとめるとこうでした。
・生後8ヶ月から約2ヶ月間、出たり消えたりを繰り返した(ピーク時は1日30個超)
・小児科では「よくあること・原因不明が多い」。2回目は、納得したうえで「薬なし」を選んだ
・6週間以上は「慢性蕁麻疹」と呼ばれるが、体質という意味ではない
・生後9ヶ月後半から自然に減り、10ヶ月半の今はほぼ出なくなった
わが子の肌に蕁麻疹が出ると、本当に心配になりますよね。でも、繰り返すこと自体は珍しくなくて、多くは自然に落ち着いていくもののようです。
同じ不安のなかにいる方が、少しでも安心して眠れますように。
※この記事は私個人の体験と調べた内容をまとめたものです。お子さんの症状について心配なことがある場合は、必ずかかりつけの小児科医に相談してください。
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