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離乳食の本やアプリには、「7〜8ヶ月はこのくらいの固さ」「9ヶ月からは軟飯」と、きれいな段取りが書いてあります。でも、うちは全然その通りに進みませんでした。ほとんど食べてくれない期間が長くて、途中でストップした期間も2回あります。
それが生後9ヶ月半の今、大人と同じ炊き立てのご飯を、手づかみで食べるようになりました。
この記事は、教科書通りにできなかった我が家の離乳食の、正直な記録です。「うちも全然食べてくれない……」と悩んでいる方の、「こういう家もあるんだ」になれば嬉しいです。
※先にお断りを。この記事はあくまで我が家の体験談です。食べられるものや進み方には個人差があるので、心配な場合はかかりつけの医師や保健師さんに相談してくださいね。
離乳食の一般的な目安(お粥の場合)
まず前提として、よく見かける教科書的な目安を。わかりやすいように、ここではお粥(主食)だけの話にしますね。
・5〜6ヶ月ごろ: 10倍がゆ(ポタージュくらいの状態)
・7〜8ヶ月ごろ: 7倍がゆ(豆腐くらいの固さが目安)
・9〜11ヶ月ごろ: 5倍がゆ(バナナくらいの固さが目安)
教科書通りなら、9ヶ月はまだ5倍がゆあたり。大人と同じ白米をあげている時点で、うちはもう教科書通りではありません。
ただ、9ヶ月でも本人が大丈夫そうなら、大人が食べるようなお米の状態でも大丈夫、という専門家の方の声も見かけました。もちろん、柔らかい部分での話です。
そのうえで、硬すぎないもの・柔らかい部分を選ぶことと、娘の様子(お腹の調子、嫌がっていないか)を見ることは気をつけています。
生後9ヶ月半の今——ほとんど食べなかったのに、大人と同じご飯を手づかみで食べています
今の娘のごはんは、手づかみ食べが基本です。大人と同じ炊き立ての白米を、極力柔らかめの部分を選んで与えて、合間にスプーンでおかずを口に運んであげる形。
生後9ヶ月半の現在、こんな感じで食べています。
・大人と同じ白米を、手づかみで(柔らかめの部分を選んで)
・タンパク源は納豆や卵(量は少しずつ増やしながら)
・ゆで卵の白身もパクパク(ツルツル食感が良いのかも)
・大人のごはんから取り分けも(お味噌汁のにんじん、調味料が染みていないお豆腐の内側など)
・コップ飲みにも挑戦中(私のコップから啜って飲めました。量は少なめに、時々ベビー麦茶)
今のところお腹も壊していないし、問題なさそうです。歯はまだ生えていませんが、歯茎でしっかりカミカミしています。いい時は「もっと」という感じで欲しがることも。
でも、ここまで来る道のりは、教科書とはだいぶ違いました。
ここまでの道のり——「どうせ食べないだろう」の日々
うちの離乳食は、ずっと「ほぼ食べない」が基本でした。お粥は製氷皿で冷凍保存して、氷ひとつ分が1食の量。どうせ食べないと思って、量はずっと少なめでした。実際、まったく食べない日がほとんどで、食べても1〜3口。最高記録はスプーン5匙——それも、1回だけです。
あまりに食べなさすぎて、私のほうがしんどくなってしまって、離乳食をストップした期間が2回あります。
食べるようになった、3つの転機
振り返ると、転機は3つありました。順番にお話しします。
転機①——食べないのに手を伸ばすのは、「興味あり」のサインだった
娘は前から、食べ物に手を伸ばす子でした。私がご飯を食べていると、触ろうとしてくる。ただ、どうせ食べないし、手や服や床を汚されるのも面倒で、触らせてはいませんでした。私のご飯をちょんちょん、と手が汚れなさそうな程度なら、時々触らせていましたが。
「目に映るものはなんでも興味がある時期だし」と思っていたので、それが「食べ物への興味」だとは断言できずにいたんです。でもあるとき、「食べ物に触ろうとしているのは、食べ物に興味があるということ」と、どこかで聞いて。確かに——と思いました。
それなら、と2回目のストップからの再開後、好きに触らせてあげることにしました。すると、手で掴んで、ボロボロ落としながらも食べるんです。私は、娘が落としたぶんを自分で食べたり、私も手で摘まんで娘の口に運んであげたり。もちろん、嫌がられないように、手出しはほとんどせずに。
そして何回目かの日、手づかみ食べの最中に、試しにスプーンで納豆を差し出してみたら——パクッと口を開けて、食べてくれました。それからは、スプーンでご飯を運ぶ補助もできるように。このあたりから、「手づかみ食べをする」と言えるようになりました。
正直、汚れるのは嫌でした。でも一度好きにやらせて、あたりが米粒だらけになったら、「もういいや」って。汚さないで食べるなんて無理なんだし、もうとことん好きにやって、くらいの気持ちになりました。
転機②——潰すのをやめたら食べた。「粒のほうが食べる子」もいるのかも
手づかみに切り替えてからも、1週間ほどは冷凍してあったお粥をレンチンして与えていました。ただ、このときはもう潰していません。きっかけは、「潰すのも面倒だな」。潰さないまま与えてみたら、普通に食べられていて。
ドロドロより、ある程度「形」や「食感」があるほうが食べる子もいる、という話も聞きます。うちの娘は、そのタイプだったのかもしれません。
そして、作り置きの冷凍お粥がちょうど切れたタイミングで、白米へ。というより——私の朝ごはん中に、娘が茶碗に手を入れて白米をつかもうとするので、試しに少しさせてみたんです。手についたご飯粒を舐めていたので、「いけるかなぁ」と。
実は、思い切れた理由があります。娘は過去に、新聞紙を食べてしまったことがあって、そのままうんちに出てきました。ほうれん草も、大きいまま出てきたことがあります。だから、米粒の数個くらいなら丸呑みしても大丈夫だろうと(第一子にしては、かなり雑な育児だなと思いますが)、少しだけ、そのまま好きにさせてみました。
すると、もぐもぐとよく噛んで飲み込めたし、娘もケロッとしています。ああ、これは今後も使えそうだな、と。そして、この戦法でいくなら極力柔らかめなところを与えてあげないとな——それからは、炊き立ての中でも柔らかめの部分を選ぶようになりました。
それでも、この時点ではまだ、バクバク食べるわけではありませんでした。
転機③——ツルツル食感の「麩」で、一気に進んだ
9ヶ月のとある日、「そろそろ小麦も試してあげないとな」と思って、麩を与えてみました。すると——なんと、パクパク食べてくれたんです。ツルツルした食感が良かったのかな?
食べてくれると、親のテンションは爆上がりです。「この調子で野菜やタンパク質も再開してみるか」とやる気が出て、常備してある納豆や卵もよく一緒に食べさせるようになりました。食べてくれます。
離乳食が進むと、楽しいものですね。
市販の「手づかみ用チップス」と「おやきの粉」も味方に
やる気は出たものの、野菜はやっぱり面倒で。そんなとき、ドラッグストアで手づかみ食べ用の野菜入りチップスと、混ぜて焼くだけのおやきの粉を見つけました。
「お菓子を食べさせるとご飯を食べなくなる」と聞いたこともあったけれど、「このチップスは野菜も入っているし、カルシウムや鉄なども入ってる!時々なら、食べる意欲の後押しになるかもしれない。手づかみ食べの練習にもなるし。」と買ってみました。おやきの粉も、米より汚れなさそうで楽かもしれないなと。
チップスは早速与えてみました。初めての食感に戸惑っていましたが、パリッと歯茎で割れてからは、ちょっとずつ食べるように。おやきの粉は、これからです。

↑今うちにある市販の離乳食たち。「やちゃいチップス」と「おやきミックス」が、本文に書いたふたつです。
このやちゃいチップス、原材料が良すぎて惚れ込んで、別記事で詳しく口コミを書きました。
▶︎やちゃいチップスの口コミ|原材料に惚れた、新潟まつやの赤ちゃんおやつ
ちなみに写真のホワイトソースは、2袋目です。1袋目は5ヶ月の頃に買って、時々お粥に混ぜていました。開封したままずっと置いておくのもアレなので、残りは私が食べました。クラムチャウダーみたいな味で、おいしいんです。鉄分も入っているし、今後また使うかなと2袋目を買い置き。食べなかったら、また大人が食べればいいし精神です(笑)
作るのがしんどいなら、市販のベビーフードに頼るのもあり
実は私は、市販のベビー用品に対して「大丈夫かな」と思っていたタイプでした。まずは野菜本来の味を与えたい、とも思っていました。
でも、離乳食が大変で、負担すぎて。天秤にかけたら、気にならなくなりました。
だから、添加物などが気にならないのであれば、ドロドロの時期は市販のベビーフードに頼るのも、かなり楽な選択肢だと思います。うちがドロドロの時期に実際に使っていたものの中から、2つ紹介しますね。どちらも、今はもう手元にありません。「助けられた」といっても、娘がパクパク食べてくれたわけではなくて、作らなくていいことに助けられた、というのが正確なところ。白状すると、残りはほとんど私が食べました(笑)
フリーズドライのものは、ペーストのパウチより扱いが楽でした。開封しても日持ちさせられるし、お湯の量でドロドロ具合を調整できます。軽いので、持ち運ぶ人にはそこも便利かもしれません(私は外出のときは、離乳食なしにしています)。
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かぼちゃやさつまいもは、私は好きだけど夫があまり好まないこともあって、普段はあまり買わない野菜。調理も面倒で、それならと選んだのが、うらごしタイプでした。
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※私が使った「かぼちゃとさつまいも うらごし」は販売終了となったため、同じシリーズの似た商品を載せています。
ちなみにパッケージには対象月齢が書いてありますが、きっちりその通りに使わなくて大丈夫。うちのように、出番がずっと後になっても、それはそれでいいと思っています。

↑こちらは県からのプレゼントでいただいたパウチ。対象月齢は12ヶ月ごろとありますが、娘の様子を見ているともう少し手前でもいけそうな気がしています。ただ、ドロドロ系はすごく汚されそうなので(笑)、与えるタイミングはもう少し見てから。
【追記】生後10ヶ月の今——ここから一気に進みました
その後の進みを、少しだけ。
・小さいおにぎりが定番になりました。ラップで握るだけですが、ポロポロ崩れにくいので、ある程度の量をちゃんと口に運んで、もぐもぐ食べられるように。娘の満足度も上がった気がしますし、周囲の汚れもけっこう減りました(握りつぶして、ぐちゃぐちゃになる日もありますけどね笑)。この工夫は、記事下の手づかみ食べの記事に追記しています

・小麦製品も一気に進みました。麩に続いて、うどん・そうめん・パスタ。特にパスタがお気に入りです
・本文で「これからです」と書いたおやきの粉も、10ヶ月でデビュー。水で溶いてそのまま焼くだけですごく楽だし、娘も手づかみでよく食べてくれています
・コップ飲みも上達。毎日少しずつ続けていたら、最初はこぼれてばかりだったのが、1週間ほどで3口くらいはこぼさず飲めるように。早いときはごくごくいけます(まだ自分では持てませんが)。ちなみに、こぼれない専用マグは買っていなくて、たぶん買いません。家では普通のプラスチックのコップで十分かなと。ストロー飲みはまだ上手にできませんが、昔はストローがない時代だってあったんだし、と焦らず。出先で便利なのは確かなので、そのうちできたらいいな、くらいの温度感です
・チップスも、相変わらずのお気に入りです
振り返って思うのは——焦らなくても、十分間に合うということ。うちは娘のペースを尊重した結果、9〜10ヶ月で一気に進みました。もちろん、初めから積極的に食べてくれる赤ちゃんもいると思います。赤ちゃん、それぞれ。だからこそ、教科書通りに進まなくても、どうかそんなに焦らなくても大丈夫ですよ、と伝えたいです。
それに——離乳食が進まなくても、体重が増えていて、機嫌がよくて、他の成長がちゃんと見られるなら、きっと大丈夫。うちの娘も、ほとんど食べない時期も母乳でしっかり育っていて、機嫌も発達も順調でした(もちろん、心配なことがあれば健診や小児科で相談してくださいね)。
まとめ|子どもは大事。でも、力を抜けるところは抜いていい
「子どものためならなんでもできる」と思っていました。でも実際に育児が始まると、理想論な面もあるよなぁと、今では思っています。
教科書通りは、私には負担が大きすぎてできませんでした。もちろん、子どもは大事。でも、力を抜けるところは抜いていいと思います。
同じように「食べてくれない……」と落ち込んでいる方へ。氷ひとつ分のお粥を、食べたり食べなかったりだったうちの子も、今日は小さなおにぎりを自分の手でつかんで、元気にもぐもぐしています。
※この記事は、私個人の体験と調べた内容をまとめたものです。離乳食の進め方やお子さんの発達について心配なことがある場合は、必ずかかりつけの小児科医や保健師に相談してください。
▶︎手づかみ食べの汚れ、どこまで許す?「対策をやめる」で親子ともラクになった話
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