はじめに
妊娠中期、体調も安定してきたと思っていた矢先に——。
妊娠20週後半、まさかの重度ギックリ腰に見舞われました。
今回は私が実際に経験した3日間の腰痛との闘いを、妊婦さん目線でリアルに綴りたいと思います。
腰に違和感…これはギックリ腰の前兆だ！
一昨日、たち座りの時に腰の奥、中央に違和感。「あ、この感覚は……」と、過去の記憶がよみがえりました。
私が初めてギックリ腰になったのは36歳の冬。顔を洗っていた朝、腰から「バキッ」と音がして、数秒後には一歩も動けなくなったあの時の痛みと同じ種類。その後も1年前（39歳）に、重い物を動かそうそした時に、中度のギックリ腰を経験。その時はまだ動けたので、「ギックリ腰って重度〜軽度まで幅があるんだ」と知りました。今回もその時くらいかと思いきや、事態は悪化していったのです。
⸻
妊娠中期の骨盤のゆるみも原因？
そもそも妊娠中期は、リラキシンというホルモンの影響で骨盤まわりがゆるんでくるみたいですね。
その状態で、日常の何気ない動作——洗顔、洗い物、立ち上がり、座る、寝返り——全てに腰への負担が蓄積していたのでしょう。
この時期だからこそ、まさに“今”ギックリ腰が来たのかもしれません。
⸻
ギックリ腰1日目：匍匐（ほふく）前進でトイレへ
彼があいにく不在だった朝。痛くて起き上がれない！
ベッドに手をつくと沈みが腰にくる。なんとかうつぶせになって、ベッドからずり落ち、床に膝をつき、四つん這いでトイレへ。
なんとか立ち上がり、壁伝いにガニ股スリ歩きで移動。無事に用を済ませました。
腰の奥が炎症を起こしているのがわかるけれど、立っているとすぐマシになってくるので「中度かな」と思っていました。
そんな感じで、その日は特に日常生活に支障はないくらい。しかし寝たり起きたりするときは痛いので、タオルを二重に折り重ね、腰が沈まないようにして就寝しました。
⸻
ギックリ腰2日目：これ、完全に重度じゃん！
翌朝、ベッドから降り用とすると、再び激痛が！！！
痛みの中しばらく起き方を模索し、なんとかベッドから降り、そしてまた匍匐（ほふく）前進でトイレへ。そしたら今度は座っても痛い！激痛で、片手を太ももについて胴体の重みを支えていないと、とっても座っていられない！だからトイレットペーパーを巻く（片手）のも一苦労でした。
「昨日よりひどくなってる……」。
歩行も困難で、ガニ股＋スリ歩きで歩いても腰は痛いまま。真っ直ぐに立って歩けません。
それでも立ってるのが一番マシだけど、それもずっとは疲れる。座っても寝ても痛い。
いい加減疲れたので、床に横向きで寝ることにし、体力を回復させました。床だから腰が沈まなくてよかったけど、やっぱり立ち上がの時は、まともに立ち上がれませんでした。
そして恐怖の就寝時。絶対痛い。私は大きめのタオルを2つ、合わせて四重になるように折り重ね、それでも腰の力を抜くと痛くて、とっても休まれなかったため、腰に母からもらっていた帯を巻きました。そしたらタオルとの相乗効果で腰はベッドに沈まず、しっかり休むことができました。
この日はまさに、ピークでした。
⸻
ギックリ腰3日目：ピークを越えた…かも？
翌朝（今日）、いつものように慎重に起き上がると、少し楽に。
腰の炎症感がやや和らいでいるのを感じて、ホッとしました。
「もしかして、このまま出産までこうなのかも…」と覚悟してたけど、ちゃんと良くなる兆しが見えてきたのは大きな救いです。
炎症が治っていく感覚を、今実感しています。この感覚覚えとかなきゃ^^;
⸻
妊娠中のギックリ腰対策、今後に向けて
今回のことで改めて実感したのは、普段の動きって思ってる以上に腰を使っていること。
これからも腰に負担をかけないように、
• 座るときは背もたれやクッションで腰をサポート
• 寝るときはタオルや布団の高さを工夫して腰が沈まないように
• 立ち上がるときは、腕や太ももの力も使って丁寧に
そしてなにより、「違和感を感じたら無理をしない」が大事だと痛感しました。
（とは言え、私はつい、「のどものと過ぎれば熱さ忘れる」になりがちですが・・・^^;）
⸻
妊娠20週ラストの日、まさかの足のつりも発生！
しかも今朝はなんと、今度は左足が攣りました。
ベッドの上で軽くふくらはぎを伸ばそうそしたただけだったのに。
妊娠の中後期にはよくあることとは聞いていたけれど、まさか自分が、しかもこの周期で…と驚き。
足が攣るなんて、これまでの人生で１回あったかなかったかくらだったから。
それにしても、幸い1分もしないうちに治ったけれど、体の変化にますます敏感にならないといけないなと感じました。
⸻
おわりに
今日は妊娠20週ラストの日。明日から21週目。
このタイミングで体の大きな変化を体験し、無理は禁物だと心から思いました。
これから妊娠後期に向かうすべての妊婦さんに、
「腰と足には本当に気をつけてね！」と伝えたいです。