14週直前、ようやく行った初めてのクリニック

3回目の妊娠がわかってから、私はしばらく病院に行きませんでした。
検査薬も使わず、体のサインだけを頼りに過ごした数週間。出血が続いた10日間も、つわりが終わるまでも、ひとりで静かに待ちながら過ごしていました。
そして14週に入る直前、ようやく初めてクリニックの扉を開けました。
これまでとは別のクリニックを選んだこと。そこで何を感じたか。この記事はその記録です。

なぜ病院を変えたのか

1回目・2回目の妊娠では、同じ産婦人科で稽留流産と診断されました。
回数は多くありませんでしたが、診てもらうと年齢的なリスクの話が出ることが多く、妊娠していることがポジティブなことではなく、不安なことのように感じられてしまうことがありました。医師として必要な説明をしてくれていたのだとは思います。でも私には、そのトーンが合わなかった。
3回目の妊娠では、前から気になっていた別のクリニックを選ぼうと決めていました。
「今度こそ、妊娠を前向きに過ごせる場所で診てもらいたい」——それが、クリニックを変えた理由でした。



3回目の妊娠では、前から気になっていた別のクリニックを選ぼうと決めていました。
「自分が安心できる場所で妊娠期間を過ごしたい」——それだけが、クリニックを変えた理由でした。

14週近くまで行かなかった理由

2回の流産はどちらも、病院で診てもらった直後に始まっていました。偶然だとわかっています。でも私の中では、小さなジンクスになっていました。
それだけでなく、妊娠初期の週数では、たとえ病院に行っても医師にできることはほぼありません。流産しそうであれば止める方法はなく、無事であれば経過を見るだけ。ならば、自分で体のサインを静かに観察しながら待つ方が、精神的に楽だと判断しました。
出血が続いた10日間も、つわりの6週から9週も、ただ自分の体と向き合いながら過ごしました。そしてつわりが落ち着いた頃、「そろそろ行こう」と自然に思えたのです。
焦って確認しにいくのではなく、自分のペースで踏み出せたこと。それが3回目ならではの変化でした。

初めてのクリニック、そのときの気持ち

受診したとき、私の中にあったのは不安よりも「確認」という感覚でした。
1回目・2回目の受診のときは、心拍が確認できるかどうかで一喜一憂していました。でも今回は、出血もおさまり、つわりも落ち着いていた。体はすでに「順調」というサインを出してくれていたので、病院はそれを確かめに行く場所、という感じでした。



診察室に入り、エコーを見たとき——赤ちゃんはちゃんとそこにいました。しかも、動いていました。
これまでの2回の妊娠では、ここまで育った姿を見ることができませんでした。画面の中で動く小さな命を見て、涙が止まりませんでした。信じられない気持ちと、言葉にならない感激が、一度に押し寄せてきました。
「本当にいてくれた。ここまで来てくれた。」——その言葉しか、頭に浮かびませんでした。

「情報をもらいすぎない」選択が、私には合っていた

今振り返ると、14週近くまで病院に行かなかったことは、私にとって正しい選択でした。
もちろん、これはあくまで私の場合です。一般的には妊娠がわかったら早めに受診することが推奨されています。判断は人それぞれ、体の状態も人それぞれです。
でも私には、情報をもらいすぎないこと、自分の体のサインだけに集中することが、精神的な安定につながっていました。
2回の流産が、体のサインを読む力を育ててくれていたからこそできた選択だったと思います。
つらい経験は、確かに何かを残してくれる。

今日からできること:自分に合う場所を選ぶ勇気

妊娠中に通うクリニックは、長い付き合いになります。
診察のたびに不安が増すなら、それは自分に合っていないサインかもしれません。セカンドオピニオンを求めること、クリニックを変えることは、決して失礼なことではありません。
自分が安心できる場所で妊娠期間を過ごすことは、体にも心にも大切なことだと思います。
妊娠中の食事や栄養については、別の記事でも書いています。よかったら読んでみてください。(不育症と診断されたけど、妊娠できました。



まとめ:14週まで待ったことに、後悔はない

2回の流産を経て、3回目の妊娠での初受診は14週直前でした。
病院を変えたこと、自分のペースで行ったこと、どちらも後悔していません。
同じように、受診のタイミングやクリニック選びに迷っている方がいたら——正解はひとつじゃないということを、少しでも伝えられれば嬉しいです。
流産を経験したときの気持ちや、3回目の妊娠に気づいたときのことは別の記事に書いています。よかったら合わせて読んでみてください。

2回流産後の3回目。検査薬も使わなかった理由。
妊娠初期に10日間出血が続いた。流産かと思いながら待った話
妊娠体験談②|2度目の稽留流産と、「不育症」の診断。

※この記事は私個人の体験をもとにしています。妊娠中の受診タイミングについては、体の状態や状況によって異なります。不安な場合は必ず医療機関にご相談ください。

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