不育症と言われて絶望しそうなあなたへ。私が落ち込まなかった3つの理由

2回目の流産のあと、私は「不育症」と診断されました。
でも正直なところ、そのときの私はそれほど落ち込みませんでした。
「不育症」という言葉を聞いたとき、多くの人はきっと絶望するかもしれません。でも私には、なぜか「自分で変えられる」という感覚があった。
これはただの強がりではありませんでした。
この記事では、その理由と、診断から出産までの心境の変化を書きます。

「不育症」と言われたときの気持ちって?

「不育症」——この言葉に、まるで体に欠陥があると言われたような絶望を感じている方も、いるかもしれません。

2回以上流産を繰り返すことを不育症と言います。原因はさまざまで、染色体異常、血液凝固の問題、子宮の形態異常などが挙げられますが、原因が特定できないケースも多くあるようです。

私の場合は、2回目の流産のあとにこの言葉を告げられました。そのとき、パッと思ったのは——「そんなことない」。意外なほど冷静に、そう受け止めていました(そう思えた理由は、このあとお話ししますね)。
流産した事実は変わらない。でも、これからどうするかは自分次第だとも思いました。

もっとも、最初からこんなふうに思えたわけではありません。この境地にたどり着くまでの気持ちの流れは、2度目の流産のときの記録に書いています。


不育症と言われても落ち込まなかった、3つの理由

私が落ち込まずにいられたのには、理由があります。順番にお話ししますね。

① 「状態」であって「体質」ではないと考えた

不育症という言葉は、まるで体の欠陥のように聞こえます。でも私は、それは「そのときの状態」に過ぎないと考えました。
2回たまたまうまくいかなかっただけで、自分の体が根本的におかしいわけではない、と。

② 自分で変えられることがあると考えた

私には以前、食生活を見直したことで体が変わった経験がありました。その時に得た知識や経験があったからこそ、「卵子や精子の質は整えられる」という話を聞いたとき、素直に信じられました。

ちなみにその「話」の出どころは、妊活中にずっと見ていた子宝鍼灸師・たけなが みきと先生のYouTubeチャンネルです。私がもともと大事にしていた考え方と、根本が同じ。「私の考えは、あながち間違いではないんだ」と背中を押してもらえた——自信と希望をくれた存在でした。

③ 同じ経験をして出産した人たちの声を知っていた

ネットで「3回流産を繰り返したけど、4回目は無事に生まれた」のような声を複数見ていました。1人ではなく何人も。それが、私の中の確信になっていました。

診断されたら、何を変える?——私が変えたこと・変えなかったこと

不育症と診断されてから、私が変えたことと変えなかったことがあります。

変えたこと——食事と生活習慣の、さらなる見直し

もともと続けていた食事と生活習慣を、さらに意識して見直しました。トランス脂肪酸を控え、鉄分・葉酸・タンパク質をもっと意識して摂るように。具体的な取り組みについては別の記事に詳しく書いています。


変えなかったこと——気持ちの持ち方

「絶対に妊娠する」と必死になるのではなく、「できることはやる。あとはなるようになる」というスタンスを崩しませんでした。
執着しすぎないこと。でも完全に諦めないこと。——この両方を同時に持つことが、私にはいちばん合っていました。

3回目の妊娠がわかったとき

診断から約1ヶ月後、3回目の妊娠。
検査薬も使わず、病院にもすぐには行きませんでした。「もしかして」という気持ちはありながらも、期待はしないように——極力、「生理が遅れているんだろうなぁ」と思うようにしていました。嬉しさというより、構えた気持ち。かといって、そればかり考えるのでもなく、普通に生活する。2回の経験が、そんな「待つ力」を育ててくれていたのだと思います。

出血が10日間続いても、つわりが続いても、どっしり構えて過ごすことができました。このころの気持ちや状況は、3回目の妊娠のときの記録に詳しく書いています。
そして14週直前、初めてクリニックへ行ったとき——画面の中で動く赤ちゃんを見て、涙が止まりませんでした。
「お腹の中でちゃんと生きてくれてるんだね。大きくなってるんだね。」
「ここまで来てくれた。本当にありがとう。」
あのときの感激は、言葉では表しきれません。



今日からできること:診断名に縛られない

不育症と診断されると、その言葉に縛られてしまうことがあります。「また流産するかもしれない」という恐怖が、妊活そのものをつらいものにしてしまう。
でも診断名は、あくまで今の状態の説明に過ぎません。
「不育症は終わりではなく、通過点かもしれない」——そう思えるだけで、次の一歩が少し軽くなります。
少なくとも私は、食事や生活習慣を整えることが、体の準備にも、心の支えにもなりました。私が実際に取り組んだことは、以下の記事に書いています。よかったら読んでみてください。

不育症と診断されたけど、妊娠できました。

高齢と言われても授かるために。40歳夫婦の”若返り”生活

まとめ|不育症は、終わりじゃない

2回の流産、不育症の診断、そして3回目の妊娠と出産。
振り返ると、診断された日を境に、何か新しいことを始めたわけではありませんでした。もともと続けていた食事や生活習慣の取り組みを、さらに意識して続けた——日々の積み重ねをやめず、少しだけ精度を上げた。それだけです。
同じように不育症と診断されて悩んでいる方へ——そこで立ち止まらないでほしいです。できることは、まだあります。
流産から出産までの体験談はシリーズで書いています。合わせて読んでいただけると、流れがつかみやすいと思います。

妊娠体験談①|初めての妊娠と悲しかった1度目の稽留流産

妊娠体験談②|2度目の稽留流産と、「不育症」の診断。
2回流産後の3回目。検査薬も使わなかった理由。

※この記事は私個人の体験をもとにしています。不育症の原因や治療方針は個人によって異なります。詳しくは必ず医療機関にご相談ください。

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