人の顔をジロジロ見てくる人の心理と対処法3つ。「見られ慣れていない人」ほど見てくる

人混みの中で、周囲からの視線を感じながら立つ女性の水彩イラスト

家から一歩外に出ると、ジロジロ見てくる人っていますよね。電車やバス、お店の中、街中を歩いているとき。見られる方からしたら、不快極まりない。
しかも、人に話そうとしても「自慢?」「自意識過剰じゃない?」と受け取られかねなくて、結局ひとりで抱えるしかない。吐き出し口がないのって、本当に辛いものです。

先に答えを言ってしまうと——用もないのに人をジロジロ見てくるのは、基本的に欲望か嫉妬。しかも見てくる人ほど、自分が見られることに慣れていないので、「気づかれていない」と思い込んでいます。

長いこと「見られる側」だった私の経験から、見る側の心理と、見られる側の本音をまとめました。最後に、対処法も書いています。
(一部、歯に衣着せぬ言い回しもありますが、ご了承ください)
※女性目線で書いていますが、見られて困っている男性もいると思います。その場合は、男女を入れ替えて読んでみてください。



そもそも、人はなぜジロジロ見てくるのか

用もないのに通りすがりの人を見てくるのは、基本的に、欲望か嫉妬。
失礼だし、その神経には、うんざりするもの。はっきり言って、気持ち悪いし、カッコ悪いですよね。

①あなたから「フェロモン」が出ているから

では、なぜ「あなたが」見られやすいのか。
人も動物。異性は異性としての魅力に、同性はライバルとして、フェロモン——としか言いようのない何か——を察知します。
いわゆる「オーラがある」と言われるようなもののことです。それは、スタイルの良さだったり、立ち姿や雰囲気だったり。

人からジロジロ見られやすい人は、平均以上のフェロモンが出ているのだと思います。たとえ美人でも、色気のない人は人の意識に止まりにくく、ジロジロ見られることは少ない。逆に、普通な感じの人でも、フェロモンが多ければ人の目に留まりやすい。フェロモンが出ているということは、生物として魅力的な証拠。つまり、ジロジロ見られやすいあなたは、それだけ人を惹きつける何かを持っているということです。
本来なら、とっても喜ばしいことのはずです。でも、それが原因で不快な思いをする機会が増えてしまうのは、やっぱり嫌ですよね。

②それが「愚行」だとわかっていないから

見てくる人は「ただ見てるだけ」「目が合っただけ」と言うけれど、それは自分たちが人の目にとまりにくいからこそ出てくる考え。なぜなら見てくる人ほど、”自分が見られていない”という前提で無意識に生きているからです。
用もないのに人の顔をジロジロ見るのは、相手を勝手に品定めする、失礼な行為。でも見られ慣れていないので、視線がバレる角度や雰囲気も、それが愚行だということも、わからないのです。見られる側からすると、たまったものではないのですけどね。

ひとつ、面白い見分け方があります。街を歩いていて、芸能人によく気づく人っていますよね。あれは、日頃から人を見ている証拠です。人のことを見ない人は、芸能人にすら気づきません。

では、その本音を男女別にさらに詳しく見ていきましょう。

ジロジロ見てくる男性の心理

ズバリ、あなたのことを性的対象として捉えているからです。

①顔を確かめたい——異性としての「下心」

視界に入った女性に性的魅力を感じると、その女性の顔を確認したくなります。シルエットで「お!」と思い、顔を見たくなるのです。言えば、下心。多くの場合、その人に話しかけるわけでもなければ覚えているわけでもないのですが。
顔を見て、まず確認できたことに満足し、そして相手が自分好みなら、よりいっそう満足するのです。

たとえば電車で、若い女性が乗ってきた瞬間は男性陣の視線がバッと集まるのに、年配の女性が乗ってきたときは、ほとんど誰も見ない。そんな場面に、覚えはありませんか。あるいは、歩行中に後ろから来た自転車が何度も振り返ってくるのに、少し先を歩くおばあさんはスルー、なんていうことも。
これはまさに、「異性としての魅力に反応している」からこそ起きることです。わかりやすすぎて、笑ってしまいますよね。

②出会いに飢えていて、配慮がない

一言でいうと——出会いに飢えている人です。
独身やバツイチ(って、バツイチも独身ではあるんですけどね)などは、出会いを求めている人が多い。既婚者であっても、腹の中では何を考えているかは分かりません。あくまで私の経験上の印象ですが、たとえば建築現場のような、男性ばかりの環境で働いている人に特に多い気がします。

よく言えば本能のまま、悪く言えば配慮なしに、女性を見てくる感じです。

前の章で書いたとおり、彼らの多くは自分自身が「見られる存在」であったことがないはず。だからこっそり見たつもりでも、相手にはそれがバレています。
しかも、もし顔が確認できそうになければ、わざと咳や咳払いをして、こちらを見させようとしてくる男性もいます。とにかく、あの手この手で顔を見ようとしてくるのです。

見たい、出会いたい。しかしその思いとは真逆に、残念ながら、好意的に受け取られることはまずありません。

実際、こんな経験は、これまで数えきれないほどありました。都心に住んでいた頃は、毎日電車に乗っていて乗り換えもあったので、それこそ毎日のように。
ただし、ここは強調しておきたいのですが——「私がイケてる」と言いたいわけでは決してありません。「見られる側には日常的によく起きているのに、見る側からは気づかれにくい。そのことが伝わる事例」として、読んでもらえたらと思います。

ということで、ここでは最近の中から、パッと思い出せるものを3つだけ。少し長いので、不要な方は読み飛ばしてください。

とある休日。旅行先で彼とお土産を見ている中、視線をずっと感じていました。確認のために見ると、バッチリ目が合いました。見た目は普通の男性が、盗み見るような目と微笑でこちらを見ていたのです。その後もチラチラと見てくるので、隣にいた彼に「あの人、ずっと見てくるんだけど」とわざと嫌な顔をしながら言うと、やっと見なくなりました。思い返せばその人、直前の駐車場でも、車の助手席に乗っている私をずっと見ていた人だったんです。周りには他にもたくさんの人がいたのに、なぜ私ばかり見るのか。故意に見ていたとしか捉えようがありませんでした。

ドラッグストアのレジでも。先にレジを終えて袋詰めをしていた男性が、振り返って、レジ中の私を2度見ならぬ3度見。普通、そんなことをするでしょうか?袋を詰めて早くお店を出ればいいのに。

別の日のドラッグストアで、今度は私が袋詰めをしていたときのこと。横で袋詰めをしていた男性の視線を感じて、顔を見られないように角度を意識して、キャップも深く被っていました。するとその男性、お店を出ていくときに、わざわざ振り返ってガラス越しに私の顔を見てきたんです。なんか見てきそうだなと感じていたので見たら、バッチリと目が合いました。そして、満足そうに帰っていきました。……怒りで、噴火しそうでしたね。

ジロジロ見てくる女性の心理

一方で女性。同性からの攻撃的な視線、本当に不快なものですよね。

①自分と比べて「勝ち負け」を測っている

同性の顔を見るとき、彼女たちは大体、「自分より可愛いか、綺麗かどうか、イケているか」を測っています。無意識にでも自分の立ち位置を確認したくてたまらない。「勝った」と思いたいし、「負けた」と思いたくない。値踏みするような目で見て、自分が負けていると感じたら、今度は攻撃的な目になる。コンプレックスが、視線に滲み出ているのです。要は、ライバル心がメラメラということです。

しかも女性の場合、男性と違って、こっそり見ようとする人が多い印象です。
たまたま視界に入っただけとか、知り合いかなと思って確認しただけなら、数秒で済むはずです。それ以上見てくるのは、それら以外の目的がある、つまり意図的に見ているということです。

女性は特に、目が合うまで見てくる傾向があります。目が合わなければ、それをいいことに目で追ってくる(バレていないと思っている)。そして目が合うと、パッと逸らして、その後はまるで何事もなかったかのように、もう見てきません。バレるまで(とっくにバレているけど)存分に見れて、満足するのかもしれませんね。逆に、スルーしたままでいると、いつまでも平気で見続けてくる。

実際に、わりと最近あった話です。両親と娘と小さな公園に行ったとき、すぐあとから来た家族連れの、お母さんらしき人から、ずっと視線を感じました。気のせいだと思いたかったけれど、30秒程たっても顔がこちらを向いているのが視界の端でわかる。確認の意味でパッと見たら——目は嫉妬の色をしていました。目が合うと視線を外して、何事もなかったかのように振る舞い始め、それきり見てこなくなりました。私の顔を、正面から見たかったんでしょうか。本当に気持ち悪かったです。見るなら、娘や他の子どもたちを見ればいいのに。一緒にいた両親でもなく、なぜか私。
女性の場合はこういった感じが非常に多い印象です。

②自分に自信がない

一言でいうと——自分に自信のない人です。
こちらも、私の経験上の印象ですが、例えば、痩せたいのに痩せられない。頑張って可愛く・綺麗になろうとしているけれど、認められていない。モテたいのに、モテない。——そんな人に多い気がします。

「イケてる自分でありたい」のに、周りにそう評価してもらえない。だから、人と比べて、自分の立ち位置を確認したくなる。
だからこその、嫉妬なんですよね。

そんな彼女たちは残念ながら、見られる側の気持ちを想像する機会も、それがどんなに卑劣な行為なのかを理解する機会もないまま、ここまできてしまったのでしょう。



用もないのに見るのは、セクハラのようなもの

正直に言うと、私は昔、人に見られるのが嬉しかった時期があります。「私、イケてるんだ」って思えたから。

それが変わったのは、いろんな環境で、いろんな人たちと出会ってきたからです。特に大きかったのは、水商売で働いた経験かもしれません。男性の下心が、丸見えになる環境です。お店の中だけではなく、その頃の出会いや人付き合いも含めて——男性が普段からどんな目で女性を見ているのか、手に取るように理解できるようになりました。普通そうに見える人でも、実際はこんなことを考えているんだ。年齢なんて、関係ないんだ。——そんな気づきの、蓄積。
その蓄積の結果、「お金を払わないのに、欲を晴らそうとするな」という気持ちも湧きました。

女性のほうは、うわべだけの付き合いや、裏切りに傷ついた経験から。それに、普通に歩いていただけ、お店で商品を見ていただけなのに、知らない女性から嫉妬の暴言を吐かれたことも、一度や二度ではありません。

もちろん私も初めから怒っていたわけではなく、スルーできていた時期もあります。というより、無感情だったため。——で、そんな私に真っ先に戻ってきた感情が、怒りだったんです。用もないのに見られることに気持ち悪さを感じ、まるでセクハラを受けてる感覚。だから、見られることに怒るようになりました(久々に沸いた感情だったので嬉しかったし大切に思っていました)。
(なぜここまで「アウト」と言い切れるのか——その理由は、ジロジロ見られてムカつくのは、正しい。「見てくんじゃねぇよ」と言いたいあなたへに、当時の本音のまま詳しく書いています)

「見られやすい人」に身につく、”こっそり”を見抜く力

それでも、見て堂々と話しかけてくるなら、まだいいんです。問題なのは、こっそりバレないと思って見ていること。しかも男性は——おそらく、相手の裸まで想像していると思いますよ。

でも、残念でした。そのこっそりは——バレています。

「見られやすい人」には、ある種の”嗅覚”が育ちます。あの人は見てきそう、あの角度から視線が来そう、など相手はこちらに気づかれていないつもりでも、なんとなくわかってしまいます。というか、本当にバレバレなんです。視界に映り込んでくる顔の角度、身体のわずかな動きや雰囲気で、「見てきそう」って察知されているんですよ。
本人は「こっそり見てるつもり」かもしれませんが、よく見られる人は、その”こっそり”に気づくプロですから。

見られやすい人はスマート。無意味に人を見ない理由

そして興味深いことに、見られやすい人ほど、他人の顔を無意味に見たりしません。
見たら相手に伝わって気まずいし恥ずかしい、それとそもそも、「そっち側」になりたくないのです。
見られる経験が少ない人は、他人を見ることを軽視しがちなことに対して、見られやすい人は、視線ひとつが相手にどう伝わるか、どう影響を与えるかを、身をもって理解しています。
——ああいう軽率な視線に、堕ちたくない。
だからこそ、視線を慎む。愚行を避け、スマートな人間でありたいのです。

ジロジロ見られるときの対処法3つ

最初に書いたとおり、見てくる人は「自分は気づかれていない」と思い込んでいます。だからこそ、「気づいてますよ」と伝わるアクションが一番の対策になります。

とはいえ、「こんなことで自分を消耗させたくない」という方が、きっと多数派ですよね。その価値観は、大切にしてください。①と②は、戦わずに自分を守れる対策です。

その上で——「バレていることを勉強させてあげないと」「一人でも多く気づかせて撲滅しないと、また他の誰かが被害に遭う」という、かつての私のような正義感あふれる闘士タイプの方は(笑)、③までフル装備でどうぞ。
ちなみにその闘士も、赤ちゃんが生まれてからは「守る派」に落ち着いてきました。険しい顔は、できるだけ見せたくないですからね(笑)。どちらの時期のあなたも、正解です。

①つば付きの帽子やサングラスをかける

つば付きの帽子なら、見られそうなときに自由に顔を隠せます。見てくる人は特に「目」を見たがるので、サングラスで目を隠すだけでもかなり違います。逆にマスクは目が見えてしまうので、マスクだけではあまり効果がありません。

②距離があるとき:荷物で顔を隠すか、横を向く

これも「気づいてますよ」のアピールになります。リスクが低く、万が一相手が何か言ってきても言い逃れができる方法です。

実際に、この方法で防ぎきった事例を一つ。コンビニのレジ待ちで、前にいた男性がふと後ろを向いたときに私に気づき、そこからしきりに、右へ左へ向きを変えて顔を見ようとしてきました。私も角度を変えたり、少し移動したりでかわし続け——その人の会計が終わって出口に向かうとき、「きっと振り返ってくる」と予想して、レジをされながら視界の端で注視。案の定振り返ってきたので、見られる前にカバンでバッと顔を隠しました。もう通り過ぎただろう、というくらいまでそのままキープ。カバンを外して確認したら、いなくなっていました。作戦成功です。

③近距離のとき:「どうされましたか?」と話しかける

そんな相手と話したくないし、目も合わせたくないですよね。でも、バレていることに気づかせたい、教えてやりたい——そんな場合は、これです。「どうされましたか?」
(実際に、ジロジロ見てきた子に「何?」と返して気づかせた実例は、ジロジロ見てくる人に、なんて返す?——「何?」は攻撃ではなく、「気づかせ」に書いています)

「無視が一番」とよく言いますが、無視で被害が減ることはありません。相手は「気づかれていない」と思ったままだからです。むしろ、「顔見てやったぞ〜♪」と嬉しがっているかもしれません。

とはいえ、見てくる人は世の中に数えきれないほどいます。一人ひとりに気づかせて撲滅しようとしても、正直、無理ゲー。こちらが消耗するだけです。だから③は、「この人には教えてやりたい」と思ったときの、とっておきくらいでちょうどいい。普段は①や②で自分を守れば、それで十分です。

ただし、ここで言うアクションは、普通に生活している、常識の通じる相手が前提です。話が通じなさそうな相手や、様子がおかしいと感じる相手には、アクションよりも先に、距離を取ってください。近年は何かと物騒ですから。自分の安全を守ることが、何よりも最優先です。




まとめ:視線は、思っている以上に力を持つ

結局のところ、視線というのは思っている以上に力を持っています。扱い慣れていない人ほど、無頓着で無自覚です。
そして皮肉なことに、本人に悪意がない場合がほとんどです。でも、無知は罪。いくら無意識であろうとも、品定めされたら誰だって不快になります。基本的に、人の顔をジロジロ見るのは、よくない行為なのです。

考えてみれば、日本では昔から「人をじっと見ることは無礼」とされてきました。大名行列では、庶民は頭を下げて、顔を上げてはいけない。無礼とみなされれば、その場で斬られても文句が言えない——そんな時代さえあったのです。さすがに極端ですが、人の顔を興味本位(欲)で見ようとすること自体、本来は失礼な行為なんですよね。
同じ思いをしている方の心が、少しでも軽くなれば嬉しいです。

併せて読みたい記事:
・ジロジロ見られてムカつくのは、正しい。「見てくんじゃねぇよ」と言いたいあなたへ
・ジロジロ見てくる人に、なんて返す?——「何?」は攻撃ではなく、「気づかせ」
・本当に頭の良い人の特徴とは?ドジや失敗も味方にする賢さの秘密

視線つながりで、こんな記事も書いています。
▶︎芸能人を見たらスマホを向ける人たちについて、私が思うこと

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA