健診で「左脚前枝ブロック」って言われて混乱。調べて簡単にまとめてみました

帝王切開後の入院生活をイメージした病室のイラスト

ある日、健康診断で「左脚前枝ブロック」と言われました。正直、それが何なのかもわからず、不安になっていろいろ調べました。

先に、同じ立場だった私の「その後」をお伝えすると——左脚前枝ブロックは、単独であれば無症状で治療不要とされることが多いようです。「要経過観察」と言われた私も、それから数年、特に何もなく元気に過ごしています。

同じように戸惑っている方のために、素人なりに調べてまとめた内容を共有します。難しい言葉をできるだけやさしく説明しているので、参考になれば嬉しいです。
なお、この記事はあくまで私個人が調べた内容をまとめたものです。心臓に関わることですので、気になる症状がある場合や不安な場合は、必ず医師に相談してください。


左脚前枝ブロックとは?

左脚前枝ブロック(さきゃくぜんしぶろっく)とは、心臓を動かす電気信号の通り道のうち、左側の前ルートが流れにくくなっている状態のことのようです。心電図検査でよく見つかる不整脈の一種である、と。
心臓は電気信号が流れることで規則正しく動いているみたいで。電気の通り道は途中で右側(右脚)と左側(左脚)に分かれ、さらに左側は「前ルート(前枝)」と「後ルート(後枝)」に枝分かれしているらしく。このうちの左側の前ルートだけが、軽い渋滞を起こしている状態が左脚前枝ブロック。

左脚前枝ブロックのイメージ図。心臓の電気の通り道が右脚と左脚に分かれ、左脚前枝だけがブロックされている様子
(イラストはイメージです。実際は電気が完全に途切れるわけではなく、「流れにくくなっている」状態です)

ちなみに、図を見ると「この枝の流れが止まったら、心臓はどうなるの?」と思いますよね。私も思いました。
調べてみると——電気は、隣の「後枝」などを通って、迂回して伝わるのだそうです。道が1本通れなくても、回り道があるので、心臓はちゃんと動き続けてくれる、と。
そして、迂回する分だけ電気の進む向きが少し変わるので、それが心電図に現れて、健診で見つかる——という仕組みのようです。単独なら無症状とされるのは、この「回り道がある」おかげなんですね。

一般人口の約1〜6%に見られるとも言われており、心電図検査で見つかる異常としては比較的よくある部類に入るようです。単独であれば基本的には無症状で、これ自体が命に直結することはほとんどないとされているとのこと。

そして、単独であれば「病気」というより「心電図の所見(電気の通り方の個性)」に近い扱いをされることが多いようです。経過観察がつくのは、背景に別の原因が隠れていないかを確認していくため、とのことでした。
要するに——「今すぐどうこうという話ではないけれど、念のため見守っていきましょうね」という状態、ということみたいです。

原因は?

若年層から高齢者まで見られ、原因は多岐にわたるとのことです。
健康な人でも起こるようで、生まれつきの電気の配置や、特に原因のない「生理的な変化」として若年層で見つかることも珍しくない、と。
心臓への負担で、高血圧や、心臓の血管・筋肉の病気(心筋症など)によって通り道が少し傷つくことで起こる場合もあるようです。

例えば
・先天性疾患
・虚血性心疾患
・高血圧
・心筋疾患
・心不全
・加齢
・若年層の心筋重量の増大(遺伝子異常による肥大型心筋症や、激しいトレーニングによるスポーツ心臓などが原因とされているようです)
・原因を特定できないもの
など

先天性の疾患から原因不明まで、幅広いんですね。

経過観察と言われたけど、本当にそれで大丈夫?

左脚前枝ブロックと診断された場合、脚ブロック自体の治療というものはなく、脚ブロックを起こした原因として基礎心疾患があれば、そちらを治療するという考え方のようです。つまり、基礎疾患がなければ日常生活に問題はないとされています。

ただし、原因の一つとして挙げられる「若年層の心筋重量の増大」については、スポーツによる健康的なもの(生理的)なのか、心臓の病気によるもの(病的)なのかを素人が見分けることは不可能とのこと。気になる症状がある場合や不安な場合は、自己判断せず必ず医師に相談してください。

よって「経過観察」と言われた場合は、普段通りの生活を送りながら、次回の健診や受診のタイミングで経過を確認するという形になるようです。


今後どうすればいい?

基本的には治療不要で経過観察となることが多いみたいで、私もそうでした。「要経過観察」と診断されましたが、それからも特に何もなく平和に過ごしています。

左脚前枝ブロック単体での治療はないとのことで、何かの基礎疾患と合併した時にはじめて対応が必要なんですってね。
健診や会社の検診で「左脚前枝ブロック」「要経過観察」と言われた場合は、通常のタイミングで診察を受け、経過を見守っていくことが基本になるようです。ただし、動悸や息切れ、胸の痛みなど気になる症状がある場合は、早めに医師に相談することをおすすめします。

私の場合——2年連続で言われて、今も元気です

参考までに、私のケースを少しだけ。

初めて「左脚前枝ブロック」と言われたのは、35歳くらいの時(2019年か2020年ごろ)の健康診断でした。それまで健康診断をきちんと受けてきた記憶がなく、当時の職場(医療事務)で正社員になって、定期的に受けるようになった頃のことです。

そして翌年の健診でも、同じく左脚前枝ブロック。つまり、2年連続です。ただ、2回目のときは特に不安はありませんでした。1回目のときに調べて、「単独なら経過観察でいいらしい」というのがあったからです。「100パーセント大丈夫」が保証されてはいませんが、慣れというか、気にしても仕方ないというか、そんな感覚だったと思います。

それから数年経った現在も、特に何事もなく、健康に快適に過ごしています。




まとめ

まとめると——左脚前枝ブロックは、単独であれば無症状で、治療も不要とされることが多いようです。「要経過観察」と言われた私も、2年連続で同じ診断を受けつつ、数年たった今も元気に過ごしています。

心臓に関わることなので、最初に聞いた時は不安になりますよね。でも私自身は、これも体の個性のひとつなのかなと受け止めるようにしました。人によって体の作りや特徴が違うように、電気信号の伝わり方も人それぞれなのかもしれません。

医療分野のことなので、素人の私が書いていいものかと迷いました。ただ、同じように戸惑っている方がいるかもしれないことと、自分自身の覚えとしても残しておきたいと思い、当時調べたことをまとめました。
もちろん心配な方は積極的に医師に相談し、検査を受けることをおすすめします。
この記事が、同じように戸惑っている方の参考に少しでもなれれば嬉しいです。
なお、この記事はあくまで私個人が調べた内容をまとめたものです。診断や治療については、必ずかかりつけの医師にご相談ください。

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