妊娠中期になって、「赤ちゃんに話しかけてあげましょう」とよく言われるけれど、こんなふうに思ったことはありませんか?
「私の声、小さすぎて届いてないんじゃ…?」
「パパが恥ずかしがって話しかけないけど、それって赤ちゃんにとってどうなの?」
これは、私自身が妊娠22週を迎えた時に、ふと感じた素朴な疑問です。
毎日語りかけを心がけてはいるけど、疲れていたり横になっていたりすると、お腹に手を置く余裕がない日もある。そんな中で、ちゃんと赤ちゃんに届いてるのかな?と毎日気がかりでした。
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小さな声でも、赤ちゃんにはちゃんと届いてる
調べたところ、妊娠22週頃になると、赤ちゃんの耳はかなり発達してきていて、お腹の外の音が少しずつ聞こえるようになっているとのこと。
ただ、羊水やお腹の壁を通して音が届くので、はっきりクリアに聞こえているわけではないようです。
それでも、お母さんの声は「骨伝導」でも響くため、特別な存在としてしっかり伝わっていると考えられているんですって。
だから、
• 声が小さくても大丈夫
• お腹に手を当てなくても大丈夫
• 疲れていて横になりながらでも、心をこめて声をかけることが一番大切
実際、つぶやきのような言葉や、心の中の「今日も元気かな」のような思いでも、赤ちゃんはちゃんとママの存在を感じ取っているとのことで、私自身安心しました。
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パパが恥ずかしがって話しかけない…それって大丈夫?
もうひとつ、私が感じた疑問。
「父親が話しかけないと、生まれた後なつかないんじゃ…?」
妊娠中からたくさん話しかけてあげると、赤ちゃんはその声を覚えて、生まれたときに反応しやすい…という話もよく聞きますよね。
確かに、よく聞いていた声=安心できる声と感じる傾向はあるのだと思いますが、だからといって「話しかけなかったからなつかない」ということはないみたいです。
慌てなくてもいいんですね・・・!
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愛着は「これからの関わり」でしっかり育つ
赤ちゃんとの関係は、生まれてからの一つひとつの関わりの中でしっかり築いていけるよう。
たとえば、
• 抱っこしてあげる
• 名前を呼んであげる
• 泣いたときにそばにいてくれる
• 一緒に寝たり、ミルクをあげたり
そんな日常の中で、赤ちゃんは「この人=安心できる存在」としてパパを認識してくれるように。
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ママとの日常会話も、赤ちゃんの耳に届いてる
お腹の赤ちゃんは、ママとパパが話している声もちゃんと聞いてるみたいで安心しました。
特に、低い音やリズムのある声は届きやすいとされているので、パパが日常会話で何気なく話している声も、赤ちゃんはだんだんと「よく聞く音」として覚えていってくれるみたいです。
恥ずかしくて直接語りかけられなくても、ママがこんなふうに橋渡ししてあげるのもおすすめかもしれません。
「〇〇ちゃん、パパ帰ってきたよ〜」
「パパが今日ね、〇〇って言ってたよ〜」
そうやって自然にパパの声を紹介していくと、赤ちゃんにとってもパパが身近な存在になっていきそうですよね。
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声の大きさよりも、大事なのは「気持ち」
毎日頑張っているママが、ふと思ったときに
「元気かな?」「今日も一緒にいてくれてありがとう」
と声をかけるだけで、赤ちゃんはしっかり受け取ってくれていると思います。
声の大きさや形にとらわれすぎなくて大丈夫。
ママが心をこめて届けるその想いが、赤ちゃんには何よりも伝わるんです。