「こんな暑いのに大丈夫なの?」義母の心配にモヤッとした日。育児観の違いの裏にあるもの

赤ちゃんを見守る母親と義母のイラスト(育児観の違いを考えた体験談)

これは、義母の「心配」にモヤッとして、少し悲しくなった日の記録です(産後9ヶ月、41歳)。
モヤッとの正体は、育児に対する考え方の違い——というより、「私がどう考えて、そうしているのか」という背景が、伝えてきたはずなのに届いていない、と感じたこと。書きながら整理していったら、そこにたどり着きました。
先に書いておくと、義母との関係は良好な方だと思います。それでもモヤッとする日はある。同じような経験のあるママさんに、少しでも「わかる」と思ってもらえたら嬉しいです。


きっかけは「こんな暑いのに大丈夫なの?」

その日は午前中、夫が義父と外仕事をするため、義両親の家に行っていました。その後に謎解きイベントへ行く予定だったので、私と赤ちゃんも一緒について行き、外仕事の間は義母と家で過ごしていました。

謎解きイベントは、とある公園で開催されていたもの。謎解きの紙とペンを持って各所を回り、最後にQRコードで答えを送信すると景品が当たるかも、という内容でした。夫と赤ちゃんと3人、ベビーカーでの散歩を兼ねたお出かけの予定。
このイベント、夫が結構行きたそうにしていたものでした。せっかくの有休が外仕事だけで終わるのももったいないし、この日に行ってしまいたい、というのもあったのだと思います。私も家族でのそういう外出は好きなので、一緒に楽しみたい気持ちでした。

今年は梅雨明けが例年より早く、その日は35度の暑さ。義母に「今日はこれからどこかへ行くの?」と聞かれて予定を伝えた時、返ってきたのがこの言葉でした。
「こんな暑いのに大丈夫なの?」「赤ちゃんは大人とは違うからね」

もちろん、暑さへの配慮は大切です。義母が孫を大切に思ってくれているからこその言葉だったとも思います。だから私も「そうですよねー、麦茶も持ってきましたし、アイスノンみたいなやつも持ってきました〜」と返しました。
それでも、義母の心配は止まりませんでした。横目でこちらを見ながら、続く言葉たち。「私が何も考えずに赤ちゃんを連れ回していると思われているのかな」と感じて、少し悲しい気持ちになりました。そして私は、言葉を返さなくなりました。

「信用されていないのかな。私にも原因があるのかも」と、考えてみたりもしました。でも、赤ちゃんとの日常や成長は、義両親も見てくれている家族アルバムアプリの「みてね」でよくアップロードしていて、伝わりにくい写真には「◯◯ができるようになりました」と言葉も添えています(もちろん、しつこくならない程度に)。直接会うのは月に1〜2回でも、情報はそれ以上に伝わっているはず。お金の管理をしっかりしていることだって、これまでの経緯の中で伝わっているはず。それに、直接会った時にも、成長ぶりを見てもらっています。
前回、義両親の家に行った時のこと。別れ際に赤ちゃんが、義父にバイバイを返したんです。この月齢では、きっと早い方です。義父は「うちの孫でこんなことしてくれたのは、この子が初めてだ」と、とても喜んでくれました。
だから、「情報が足りなくて心配されている」わけでも、なさそうなんです。

無言でスマホ。私の静かな反抗

私が急に喋らなくなったからか、心配の言葉は止まりました。義母はそのままキッチンで洗い物や食事の準備をしながら、赤ちゃんに話しかけていました。
その間、私は赤ちゃんの横で、無言のままスマホ。ChatGPTに話を聞いてもらっていました(モヤッとすることがあると、よく聞いてもらい、答え合わせをしています)。真顔で、一人でスマホ。私的には、これは静かな反抗です。

こう書くと「大人げない」と思われるかもしれませんが、私はむしろ、これが大人の対応だと思っています。嫌なことを、綺麗な言葉で飲み込む必要はない。私は接客の仕事が長く、理不尽なクレームに当たって、ものすごく嫌な思いをしてきた経験もあります。その中で学んだのは、こちらが「大人になって」受け止めてしまうと、相手には何も伝わらないということ。そして、適切に抵抗しないと、相手はどんどんモンスター化していくということ。嫌なことは嫌だと伝えることが大事、自分自身も大切に——そう考えるようになりました。だから今回は、言葉ではなく、無言の圧。義母との関係性やその場の空気をトータルで考えて、これが最適だと思って選びました。

空気は、少し伝わっていたのかもしれません。10分ほど経って、義母の方から話題を変えて話しかけてくれました。ちょうど先日、夫が「孫とご両親が写った写真」をAIでイラストにしてあげたことがあって、それが孫それぞれの分、プリントアウトして写真立てに入れて飾ってあるんです。「そういえば、これ見て〜」と、その話。私も必要な返しをして、ゆっくり、いつものペースに戻していきました。そこまで含めて、想定内でした。

その日は、他にもあった

実はその日、義母の「心配」は、私たちにだけ向いていたわけではありませんでした。
たとえば、他のご兄弟夫婦の話。その一家はちょうどその日、家族旅行で遠出をしていたのですが、義母は「こんな暑い中、何考えてるんだか」と言っていました。
……ということは。私たちも、いない場では同じように言われているのかもしれません。もちろん、本気の悪口ではなく、口をついて出る「心配」なのでしょうけど。

帰り際にも、ひと悶着ありました。義母は夫に、「先に車のエンジンをかけて(車内を冷やして)から赤ちゃんを乗せてほしい」と何度も言っていました。夫としては、エンジンをかけても1分くらいで乗せることになるなら変わらないし、そもそも日陰に停めてあるから車内はそれほど暑くなっていない、という判断。赤ちゃんを抱いたまま、その足で車に乗るつもりでいました。
それでも義母は、しつこく言い続けます。最終的には夫が折れて、先にエンジンをかけに行きました。それから夫が赤ちゃんを抱いて、私が荷物を持って、実家を出発。こうなると、折れた方が早い——夫も、それをわかった上での選択だったと思います。

1回行くと、必ず1個

義母がいろいろ言ってくるのは、会話のために深い意味なく言っているだけなのかも、とは前々から思っています。実際、そういう話題は私や赤ちゃんのことに限らないので。悪気がないのも、知っています。それでも——その前提で聞いていても、1回行くと必ず1個は、モヤッとすることを言われるんです。
たとえば、生まれ月が2ヶ月違い(あちらが先)のお孫さんと、成長を比べられること。「小さいねぇ」「こんな小さくて大丈夫か?心配〜」。赤ちゃんの2ヶ月って、全然違うのに。

成長への心配も、前回まではなかなかのものでした。娘はおもちゃより、人の顔やコミュニケーションに興味があるタイプです。それなのに「赤ちゃんには赤とか黄色とか、はっきりした色のものを見せてあげるといい」と、おもちゃを娘の顔の前にかざして見せる義母。娘はそれより義母の顔の方に興味があって、じっとそちらを見ているのに、おもちゃを見ないことを「大丈夫かー?」と心配していました。娘は、至って順調なのに。(ちなみに今回は、成長についての心配は言われませんでした)

一方で、こんなこともありました。「他の赤ちゃんたちと接させてあげるのも大事だから、こども園(未就園児向けイベント)に行った方がいいよ」。正直なところ、これは言われなくても考えていました(おすわりができるようになった頃に、と)。でも、言われたことがきっかけでデビューが早まったのも事実です。近所のこども園だったし、「まぁ行ってみるか」と早めにチャレンジできた。結果的には、行って良かった。
悔しいような、ありがたいような。義母の言葉って、そういうものなのかもしれません。

「危ない」「痛そう」——普段の娘を知らないから

その後も、小さな違いはありました。
赤ちゃんが段差を覗き込んでいる時に「危ない」。畳の上で足をバタバタ動かしている時に「痛そう」。
私から見ると、それは赤ちゃんが自分の身体を使って、距離感や感覚を学んでいる時間です。
というのも、家でこんな経験をしているからです。我が家では、床から30センチほどの高さのマットレスの上で赤ちゃんが過ごすのですが、実は一度、そこから落ちたことがあります(低いので大丈夫でした)。でもそれから、赤ちゃんは足を先について降りようとすることを学び、私も介助しながら「降りる練習」に付き合いました。そして今では、自分では落ちないギリギリのところで、ちゃんと止まるんです。
とはいえ、「必ず止まる」と言い切れるわけではありません。だから万が一に備えて常に気をつけて、怪しい動きをしたら、すぐに止められるようにしています。その上で、手や口を出しすぎずに見守る。
それを知っているから、実家の高さのある場所でも、「まだ余裕がある」とわかる。でも義母は、余裕のあるうちから先回りして声をかける。見守り方が違うというより、義母は普段の娘の様子や、私がどんなふうに見守っているかを見ていません。だから、先回りして心配になるのも当然のことなのかもしれません。


義母の心配の裏側にあるもの

ただ、後から考えると、義母の見方にも背景があるのかもしれない、と思いました。
義母は、男の子ばかり何人も育ててきた人です。もしかしたらその中で、ヒヤッとした経験や、「もっと早く対応していれば」と強く思った経験があったのかもしれません。

考えてみれば、私自身にも同じようなところがあります。一人暮らしが長かったのもあり、今は、掃除やカビ対策は「早めにやった方がいい」と考えるタイプですが、それは過去に嫌な経験をしたから身についた感覚で、経験していない人から見れば「細かいなぁ」と感じることもあるはずです。少なくとも、夫はそう感じているように思います(先日、背景を含めて説明したら少しは理解してくれた感じだった)。

人の行動には、その人だけの経験や背景がある。義母の「心配」も、きっとそういうものなのかもしれません。

どちらも、子どもを大切に思う気持ち

整理すると——といっても、正反対の価値観というわけではありません。私にも危険回避の意識はもちろんあります。事が起きてからでは遅いから、防げるものは事前に防ぐ。義母だって、経験から学ぶことの良さを知っているし、知育にも興味のある人です。
義母は普段、「どんなふうに育てていきたいの?」と、興味を持って聞いてくれる人です。以前、こんなふうに育てたい、これが楽しみ、と伝えた時も、ちゃんと聞いてくれました。だから「伝わっている」と、期待していたんです。その分、ああいう言葉が出てくると、がっかりして、悲しくなる。
背景を全く見てくれていないわけではない。でも、いざという場面では、それが言葉に反映されない。彼女の人生を隣で見てきたわけではないので、断定はしません。ただ、もし私が義母の立場なら、会話の内容や言葉選びには、もっと気をつけると思います。
それでも、義母の根本にあるのが「子どもを大切に思う気持ち」であることは、疑っていません。
大切なのは、自分と違う考えをすぐ否定するのではなく、「なぜそう考えるようになったのか」という背景を見ること。とはいえ、モヤッとした瞬間に毎回そう思えるわけではありません。この記事も、モヤッとして、無言の時間を挟んで、少し時間をおいてから整理できた——そんな一日の記録です。
同じようにモヤッとしているママさんも、無理に飲み込まなくていいと思います。嫌なものは嫌。それを綺麗な言葉に変換する義務は、ないはずです。その上で、相手の背景に思いを馳せるのは、あとからでいい。私はそう思っています。



関連記事

知育玩具は買わなきゃダメ?日用品で遊ぶ生後9ヶ月の娘を見て考えた、道具より大切なもの
妊娠中と産後で夫の反応はどう変わった?新生児期を一緒に過ごして感じたこと
ママ友づくりが怖い。人付き合いが苦手な私が決めた、育児イベントとの向き合い方
生後4ヶ月、泣き声で動悸が止まらなくなった。41歳が経験した育児ストレスの正体

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA