麦茶を飲んでも喉が渇くのはなぜ?妊娠中に毎日飲んで気づいたこと

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麦茶を飲んでも、飲んでも、喉が渇く——。妊娠中に毎日麦茶を沸かして飲んでいた私が、「なんで?」と思って調べて分かったことをまとめた記事です。

麦茶を飲んでも喉が渇く、理由は主に3つ

先に、結論から。調べてわかった理由は、主に3つのようです。

麦茶を飲んでも喉が渇く、主な理由
・麦茶には、汗で失われる電解質(ナトリウムなどのミネラル)がほとんど入っていない
・タンニンなどの成分の影響で、水にくらべて吸収がゆっくり
・その結果、飲んでいるつもりでも「隠れ脱水」になっていることがある

ひとつずつ説明しますね。ちなみにうちは、鉄玉と一緒にやかんで煮出す派でした。私がなぜ毎日麦茶を沸かしていたのか(鉄玉の話)と、水出しの豆知識は、後半で。


理由① 麦茶には電解質(ミネラル)がほとんど入っていない

麦茶はノンカフェインで胃に優しく、妊娠中にも安心ですが、体に必要なナトリウムやカリウムなどのミネラルが少ないため、汗をかいたあとや水分不足のときに飲んでも、喉の渇きが取れないことがあるようです。

数字で見ると、汗で失われる主役のナトリウムは、麦茶だとコップ1杯(200ml)でほぼゼロ(多くても2mgほど)。経口補水液は同じ量で約230mgなので、100分の1もない計算です。カリウムも1杯12mgほど。「ミネラル入り」とはいえ、量はごくわずかなんですね。

私自身、当時は1日2〜2.5リットルを目安に、そのほとんどを麦茶でまかなっていました。それだけ飲んでも渇いていたのは、量ではなく「中身」の問題だった、というわけです。

理由② 水にくらべて、吸収がゆっくり

麦茶にはタンニンなどの微量な成分が含まれていて、水よりも吸収が遅いことがあるようです。また、香ばしさや味のある飲み物は「喉が潤った気がするだけ」で、実際は体の水分補給になりにくいこともあるのだとか。飲んだ量のわりに渇きが取れないのは、このあたりも関係していそうです。

理由③ 「隠れ脱水」になっている可能性

飲んでいるつもりでも体に吸収されていないと、脱水は進みます。特に妊娠中・夏場・運動後などは、体が想像以上に水分を欲していることがよくあるようです。

・尿の色が濃い
・尿の量が少ない
・なんとなく頭が重い・ぼーっとする

そんなときは水分不足のサインかもしれません。

実は私、上の2つ——尿の色が濃い・量が少ない——には、はっきり実感がありました。あれだけ飲んでいるのにおかしいな、なんでだろう?と思って調べたのが、この記事を書いたきっかけです。


氷を入れた麦茶ならいいんじゃない?

「でも、麦茶に氷を入れたら(常温が理想ですが)、水も摂れててOKなんじゃない?何が違うの?」と考えました。実際のところは——

結論:『氷入り麦茶も悪くはないけど、水の代わりにはなりにくい』とのこと。
氷が溶けても麦茶に混ざるだけで、吸収のスピードは麦茶のまま、だからみたいです。

まぁ、そもそも麦茶自体、水(お湯)で煮出したものですからね。氷が今さら少し溶けたところで、という話なのかもしれません。

ミネラル入りの水で麦茶を作ったらいいのでは?

これも考えました。ミネラルが入っていないなら、ミネラル入りの水で作ればいいんじゃない?と。でも結論から言うと、『ミネラル入りの水で麦茶を作っても、水や経口補水液ほどの吸収効果は期待できない』みたいです。

・足したミネラルが、麦茶のタンニンやポリフェノールと結びついて、吸収されにくくなる可能性がある
・麦茶として飲むと胃の中にとどまる時間が長くなり、水としての即吸収性が下がる
・麦茶に混ぜ込む形では、ミネラルの濃度も経口補水液などに比べてずっと薄く、電解質の効果がぼやける

というわけで、ミネラルは麦茶に混ぜ込むより、別で摂るほうが良さそうです。じゃあミネラルは何で摂るのか——は、このあとまとめますね。



じゃあ、どう飲めばいいの?

結論から言うと、麦茶を飲む場合は、水分補給を麦茶だけに頼らず、「水」と分けて摂るのがベストのようです。タイミングによって、たとえばこんなふうに飲み分けるのがおすすめです。

・朝起きてすぐ:常温の水または白湯
・食事中:麦茶(常温がおすすめ)
・のどが渇いたとき:まず水をしっかり飲む(麦茶はそのあと、お好みで)
・暑い日・汗をかいたあと:水+梅干しや味噌汁などで塩分補給も

あと、「水と麦茶を交互に飲むといい」という説も見かけたのですが、「交互に飲んでも、お腹の中では結局混ざるのでは……?」と私は思ってしまいました。何分空けるといった明確なルールも見つけられなかったので、うちでは「渇いたときの一杯目は水にする」くらいのゆるい理解で運用しています。

麦茶はあくまで「食事の友」や「ちょっと味が欲しいとき・リラックスタイムの一杯」として、水分補給は水と上手に組み合わせるのがよさそうです。

足りない電解質と塩分は、食事で補えばOK

喉の渇きが取れないときは、水分だけでなくミネラル不足の可能性があります。スポーツドリンクまでいかなくても、例えば以下のもので補えます。

・味噌汁
・梅干し
・麦茶+ひとつまみの塩
・経口補水液(OS-1など)を一口だけでも

日常の食事の中でさりげなく取り入れられるものばかりなので、特別なことをしなくても意識するだけで変わってくると思います。

ちなみに私自身は、工数を増やすのが面倒なタイプなので、塩は水に溶かさず、時々指でひとなめする方式でした(笑)味噌汁はもともと毎日のように飲んでいたし、梅干しも夏場は時々。特別なことはしていませんが、そのくらいのゆるさでも、知って意識するだけで違うと思っています。

あ、でも、塩へのこだわりだけ、ひとつ。
うちでは、原材料が「海水」だけの塩を選ぶようにしています。精製でミネラルが損なわれていない、海のミネラルバランスがそのまま残った塩だからです。生命はみんな海から生まれた——そう考えると、海水のミネラルバランスが体に合うのは、むしろ当たり前の話なのかもしれません。

麦茶の水出しと煮出しの違い

ここで、本題からは少しそれる豆知識をひとつ。麦茶の「水出し」と「煮出し」、栄養(ミネラル)に大きな違いはないようです。「水出しならミネラルが残る」という情報も見かけたのですが、ミネラルは鉄や塩と同じ無機質で、熱で壊れたり蒸発したりする栄養素ではないみたい。どちらで作っても、量はほとんど変わらないとのこと。

では何が違うのかというと、味と日持ちのようです。

・煮出し:香ばしさとコクが強く出る
・水出し:すっきり軽い味で、実は日持ちしやすい

日持ちに差が出る理由が面白い。どうやら、水道水に含まれる塩素(カルキ)には雑菌を抑える働きがあって、水出しならそれが残るからみたいです。逆に、煮出したり、浄水やミネラルウォーターで作ったりすると塩素が抜けて、傷みやすくなるそうです。

そもそも麦茶は、でんぷん質を含んでいて、緑茶のような抗菌成分(カテキン)もないため、他のお茶より腐りやすい飲み物なのだとか。冷蔵庫で2〜3日が目安のようです。夏の水分補給でゴクゴク飲みたい方には、「水道水で水出し」が手軽で向いていそう。

おまけ|妊娠中の鉄分補給は「鉄玉×麦茶」が便利だった

最後に、私の妊娠中の麦茶について、ひとつ。

妊娠中、鉄分補給のために鉄玉(Amazon)を買いました。鉄玉の鉄分は食事からよりも吸収されやすいと聞いていたからです(妊娠中の貧血と鉄剤の話は、こちらに書いています)。鉄のサプリを買い続けるとなるとコストもかかるし、鉄玉でなんとか・・・!と、少しやけになっていた部分もあります(笑)

私が使っていた鉄玉をAmazonで見る

ちなみに鉄玉のことは、妊活中にずっと見ていたYouTubeチャンネルで知りました(妊活の記事で紹介しています)。

一度、炊飯に入れてみたこともあるのですが、お米がこびりついて洗うのが大変で、1回でやめました(笑)。やかんはちょうど家にあったので、麦茶パックと一緒に水道水で煮出すのが、うちでは一番やりやすい方法でした。

それに、前半に書いたとおり水分は1日2〜2.5リットルが目安。飲食代は彼と折半していたこともあって、自分だけペットボトルを毎日2本も3本も開け続けるのは、なんとなく気が引けていました。彼への遠慮と、鉄分補給——このふたつがちょうどマッチしたのが、毎日の鉄玉麦茶だったわけです。

ちなみに保存容器も用意していなくて、500mlの空きペットボトルに入れて、翌日中に飲み切るようにしていました。さっきの豆知識のとおり麦茶は傷みやすいので、これは結果的に正解だったみたいです(笑)やかんでは一度に1.5リットル作れるのですが、飲んでも喉が渇くこともあって、そのうち1リットルずつ作るようになっていきました。

そんな鉄玉麦茶ですが、産後の今は、沸かす習慣はいったんお休み中です。余った麦茶パックは実家にあげました(笑)また妊娠したら、再開するかもしれません。鉄分そのものは、今も食事で意識して摂るようにしています(産後の鉄分と食事の工夫はこちら)。

まとめ

麦茶を飲んでも喉が渇くのは、量ではなく「中身」の問題でした。麦茶にはミネラルがほとんどなく、水より吸収もゆっくり。飲んでいるつもりで「隠れ脱水」になっていることもあるかもしれません。

氷を入れても、ミネラル入りの水で作っても、麦茶は麦茶。渇いたときの一杯目は水にして、ミネラルは味噌汁や梅干しなど食事で摂る——調べてたどり着いたのは、そんなシンプルな答えでした。私の場合は、いつもの味噌汁と、夏場の梅干し、あとは塩ひとなめ——工数を増やさないゆるい運用でしたが、それでも知ってからは、飲み方が確かに変わりました。

鉄玉麦茶は、水分補給としては煮出しとの組み合わせが必要でしたが、鉄分補給としては続ける価値があったと思っています。妊娠中の方や、これから暑い時期を迎える方の参考になれば嬉しいです。
なお、この記事は私個人の体験と調べた情報をもとにまとめています。体調に不安がある方は医師にご相談ください。

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