私はもともと、美容のために食事に気をつけていました。健康的な肌や体型を維持したい、というシンプルな理由からです。
しかしその後、その目的が大きく変わりました。妊娠・出産のために、体を整えることに真剣に向き合うようになったのです。
実は、パートナーと出会えるかどうかもわからないと思っていた30代前後から、
「もし出会いが遅くなっても、妊娠できる体でありたい」
という気持ちがずっとありました。
そしてそれから約10年後の去年、ありがたいことに妊娠することができました。そして、2度連続の流産を経験しました。
【私の妊娠記録①】2回連続流産を経て。はじめての妊娠と、1度目の流産。
1度目のときに、初めて「卵子や精子の質によって、流産になることもある」と知りました。
なるほど、「質」というのは新たな観点でした。
それまでは、自分の体を可能な限り若く保つ、という意識だったので、根本は同じとは言えど、わかりやすい視点に何かピンときた感覚がありました。
そして2度目の流産のときには、
「ああ、まだ質がよくなかったのかもしれない」
と、どこか冷静に受け止めている自分がいました。
【私の妊娠記録②】1回連続流産を経てーー希望と不安のなか迎えた2度目の流産
だけど、心の中には赤ちゃんへの想いが残ります。
せっかく命が宿り、これから大きくなろうとしていた赤ちゃん。
赤ちゃんにはなんの責任もない。
その命を守ってあげられなかったことが、ただただ申し訳なくて。
ごめんねって。
たくさんたくさん、自分を責めました。
もう流産はいやです。
あんな思いは、できればもう二度としたくない。
だからこそ、私は食にこだわっているのです。
今できることをしておきたいと思っています。
卵子や精子の質が、流産になるか無事に産まれてくるかの分かれ道になる。
そうわかっているから、日々の食事や生活を整え、体の内側から準備することに意味があると信じています。
そんな想いを胸に、私は今を大切に過ごしています。
おかげさまで今、3度目の妊娠で、妊娠中期後半です。
同じように妊娠や流産で悩む方へ、どうか諦めずに、自分の体を労わりながら、できることを積み重ねてほしいと思います。
私たちは一人じゃない。
心と体を整え、命を迎える準備を、一緒にしていきましょう。