(※こういう考え方もあると思って読んでいただければ嬉しいです。)
「不育症」と聞くと、まるでその母体に“欠陥”があるような印象を受けませんか?
まるで、元々のスペックみたいに決めつけられる気がします。
でも私は、そうは思いません。不育症は「状態」であって、「体質」ではない。ただそのとき、たまたま2回以上、うまくいかなかったというだけ。
では、なぜ私がここまで言い切れるのか?
実は私自身、2回の流産を経験しました。そして2回目のとき、「不育症」と診断されたのです。
でもそのとき、私は「自分で対処できる」と思いました。それは決して根拠のない自信ではなく、見つけた情報と昔の体験からくる確信でした。
というのも、ちょうどその頃、ネットでこういう声を見ていたのです。
「3回流産を繰り返したけど、4回目は無事に生まれましたよ」
しかも、そのような声が1人ではなく、他にも何人もいました。
さらに私は、卵子や精子の質は食べ物や生活習慣の見直しで上がる、質が上がれば赤ちゃんは育つ――そう発信している医師の動画にも出会っていました。
このふたつが、私の中で結びついたんです。
「自分で変えられる」と信じた理由
私は過去に、美容目的で断食や食生活の見直しをしたのがきっかけで、身体が変わったとう実体験があります。身体が本来持っている力を、食で取り戻せた経験。だからこそ、今回も「まだ精子か卵子の質が整っていなかっただけ」と考えることができました。「食べ物で身体は変えられる」という確信が、私にはあります。
だから私は諦めませんでした。
引き続き、抗酸化作用が強い野菜やお茶を、日常的に取り入れ続けました。
ちなみに、妊娠を意識した食生活はいつからしていたかというと、2024年の4月からでした(彼との同棲開始)。一度目の妊娠は6月、二度目は11月。そして今回である三度目は、その翌年2025年の1月。(身体が変わった過去があるとはいえ、あるときから彼との同棲を始めるまでの一定期間の食生活は杜撰なものでしたが。)
ではここで、私が意識して取り入れていたものの一部をご紹介したいと思います。
• 抗酸化作用のある野菜やお茶(特にブロッコリー、たんぽぽ茶、亜麻仁油)
• 鉄分(たんぽぽ茶は鉄玉で沸かしたお湯で飲み、パックの中身も料理に使用)
• 加工調味料を減らす(コンソメなど)
• 砂糖や酸化した油を含むパンを控える(今は自然と欲しくなくなりました)
たんぽぽ茶の中身を料理に混ぜて、彼にもさりげなく摂ってもらうことにしました。
あと、彼にも亜麻仁油を摂ってもらえることにもなりました。ありがたいことに、彼は私が亜麻仁油を食べているのを見て、たまたま興味を持ってくれたのです。
私は彼にプレッシャーをかけないよう意識しています。
「妊娠するために」のような強制感のわくようなことは言いません。
彼の身体に対してのメリットを、ただただ伝えるようにしています。
一緒に楽しめるごはんで、お互い自然と整えていく。それが理想だと思っているからです。
もちろん、自分自身がストイックになりすぎないことも心がけています。
私たちの“今”を楽しむために、美味しく・無理のない範囲で続けられる食事をしたい。
結局はそれが、心身ともによいのかもしれません。
パン好きだった私が、パンをやめた理由。
ここで一つ補足すると、私は昔、パンが大好きでした。
おしゃれなパン屋さん、評判のベーカリー。見つければ必ず行っていたし、
「今日はどのパンを選ぼう」って、まるでコレクションみたいに楽しんでいました。(セブンのパンも美味しいですよねぇ〜)
でも今は、ほとんど食べなくなりました。
我慢しているのではなく、「欲しい」とならないのです。
私が美容健康にストイックだった昔、パンには酸化した油や白砂糖がたっぷりという事実を知りました。
それからは、それらが身体の中でどう変化していくのか、想像するようになってしまいました。
それなら私は、お米を選びたい。
身体が欲しがっているのはこっちだって、自然に感じます。
そして今、私は妊娠5ヶ月目。
お腹の子は元気に動いています。
私はいま、3回目の妊娠で5ヶ月。赤ちゃんは元気に動いてくれています。
だからこそ言いたい。
人工的な方法(不妊治療など)を選ぶ前に、まず食べ物や生活の見直しをしてみてほしいです。もちろんすべての人に当てはまるわけではないと思います。しかしきっと多くの人は、自分の力で改善できる余地があると思うのです。
そもそも、生命は子孫を残すために存在しています。ならば、妊娠・出産ができない身体が「普通」というのは、どこかおかしいと思いませんか?
でなければ人類はここまで繁栄していないはずです。
さいごに
私は思います。
近年では昔よりも健康情報が知りやすくなりました。
しかし世間のまだまだ多くの人が、普段食べているものの力で身体が変わることを体感していない、と感じます。
だから、「体質だから」「年齢だから」と思い込んで、希望を手放してしまうのです。
「不育症」は、決して終わりではありません。ただの“通過点”であり、“一時的な状態”かもしれないということ。
だからどうか、そこに絶望しないでほしいです。
食事は、毎日できる「自分を変える手段」。
もちろん、今回お話しした内容が妊娠を無事に継続できている証拠はありません。
こんなことを言うと元も子もないかもしれませんが、もしかすると、特に何もしなくてもたまたま今回は妊娠がうまくいったのかもしれません。
でも、私は信じます。
日々私たちは酸化され、酸化が蓄積されている中、卵子や精子の質をあげるよう努力することによって、赤ちゃんがちゃんと育ってくれる、と。
身体を信じること。命の力を信じること。そして、自分の中にある可能性を、どうか手放さないでいてください。