高齢と言われても授かるために。40歳夫婦の“若返り”生活




精子も卵子も、“老化”する。でも整えられる

40歳で第一子を妊娠中の私たち。
実は、精子も卵子も年齢とともに酸化してしまい、質が落ちていくことをご存知でしょうか?
だからこそ、私たちは1年前(同居開始)から、ふたりの体をできる限り若返らせる生活を心がけています。
特に、私は第二子も望んでいるので、常に体内環境を整えることをとても大切にしています。


我が家が目指す「酸化させない暮らし」

彼の晩酌、気になるけど責めない

彼はお酒が好きで、週に4〜5日ビールや酎ハイ、ハイボールを楽しんでいます。
さらに、一緒に住み始めてからずっと、晩御飯のお供としてノンアルコールビールを500ml飲むのが習慣になっています。

一見、ノンアルコールなら健康的に思えますが、実は香料や甘味料など添加物が多く、肝臓や腎臓に負担をかけることもあるのです。
むしろ、自然な原料の本物のビールの方がマシなのでは?と感じることもあります。

また、最近はお菓子やアイスを夕方に食べる頻度も増えていて、血糖値の急上昇・急降下も気になるところ。
このような糖の過剰摂取は、AGE(終末糖化産物)を体にため込み、結果的に細胞の劣化=老化の加速を引き起こすとも言われています。

とはいえ、彼の楽しみを制限したくはない。
だから私は、直接的な言葉を使わず、「これ、血圧下げてくれるんだって〜」などと、彼の関心に合わせた声がけを心がけています。
本人がプレッシャーを感じると逆効果になると思うからです。


朝は“回復の時間”だから、整える

そんな彼の体を少しでもリセットできるよう、朝のスタートから気を使っています。

朝はデトックスタイムとも言われる大事な時間帯。
内臓を休ませて少しでも体を回復してもらいたい。

彼は実家にいいる時は毎朝パンを食べることが多かったようですが、私は基本朝ごはんは作らず(お弁当作りだけで手一杯・彼は朝にお米は食べない・パンは買いに行く頻度が多くなって手間)、そんな中、彼がグラノーラを自分で買って朝に食べていた時期もあったのですが、私から見るとあれは“ほぼお菓子”のようなもの
そんな中、妊娠を機に、最近になって無糖ヨーグルトにバナナを1本、そして亜麻仁油をひとたらしというメニューに落ち着きました(リンゴが安い時はリンゴヨーグルトもします)。

この朝の一品には、いくつもの意味があります:

消化にやさしく、内臓を休めながらエネルギー補給できる
バナナの自然な甘みで、血糖値が安定しやすい
ヨーグルト+フルーツの組み合わせは、妊娠中の胎児の発達にも良い影響があるらしい
亜麻仁油のオメガ3脂肪酸で、彼の体の細胞膜を若々しく保ちたいという願いもこめて

もちろん、こうした狙いはすべて私の中だけのひそかな計画です。
彼には「朝にヨーグルトとフルーツって体にいいんだって〜」くらいしか伝えていません。

食費4万円でもできる“抗酸化お弁当”

実は我が家、毎月の食費は4万円以内を目指して暮らしています。
限られた予算のなかでも、健康や抗酸化は諦めていません。

例えば、彼のお弁当にはこんな工夫をしています:

冷凍ブロッコリーでビタミンCと抗酸化成分をしっかり
プチトマトは2個入れる。カロテンやリコピンを補って欲しい
• 唐揚げや炒め物には必ずポッカレモンをひとふり。油の酸化をマシにするため
刻んで冷凍したにんじんを卵と一緒に焼いて、彩りとβカロテンを
黒ごまや白ごまは、かけるだけでミネラルと抗酸化力をアップ

コツは、「お金をかけずに、抗酸化を“重ねていく”」こと。
どれも地味な工夫ですが、こうした積み重ねが将来の健康の土台になっていくと信じています。

夜ごはんにも、“小さな選択”の積み重ねを

夜の献立にも、体に優しい選択を取り入れています。

油は米油か胡麻油。以前は一人暮らしのときにオリーブオイルを使っていましたが、二人暮らしで毎月4万円以内の食費を考えると、質のよいオリーブオイルは手が出しづらく、代わりにクセがなくコスパも良い米油に落ち着きました。
• 「コレステロールゼロ系」の油は、かえって体に悪いという話を聞いているので、昔から絶対に買いません。
塩は海水のみの天然塩、砂糖は甜菜糖やサトウキビだけのものを選びます。
味噌はだし入りでないものを選んで、味噌本来の栄養をより多く摂れるように。
胡椒はブラックペッパーにし、香りや風味も自然なものを。
お惣菜や冷凍食品、パウチのおかず類は基本的に買いません。塩分や酸化した油が気になるため。
• 夕食に脂質の多いおかずを出すときは、仕上げに亜麻仁油をかけてオメガ3を補い、脂質のバランスを調整するように

もちろん他にも、理想を言えば「卵は平飼いのものがいい」とか、「油は良質なオリーブオイルで統一したい」などもあるのですが、そこは今の生活の中ではあえて諦めている部分でもあります。

完璧を目指すのではなく、無理なくできる範囲で続けること
それが、我が家の“整える暮らし”のベースになっています。

ちなみに、私がつわりの症状が出る前までは、夕食後にリンゴ酢の炭酸割りを取り入れることもしていました。
これによって血糖値の急上昇をゆるやかにし、炭水化物や油が体内に残りにくくなることを狙っていました。もちろん、無添加のリンゴ酢を使用。
今はつわりも終わったので、そろそろまた取り入れてもいいかなって思っています。

まとめ:40代からの“若返り”を意識した暮らし

私が、妊娠・出産だけでなく「細胞や遺伝子を傷つけない」「代謝を落とさない」「将来も健康でいたい」という目的で、毎日の食生活で意識していることをまとめます。

朝の工夫

• 無糖ヨーグルト+フルーツ+亜麻仁油で、内臓に優しく代謝サポート
• 朝の“デトックスタイム”を妨げない軽い食事で、体に負担をかけない
• グラノーラなど高糖質の市販食品は避ける
• 寝起きに水を飲む(彼にもヨーグルトと一緒に出す)

昼のお弁当の工夫

• 冷凍ブロッコリーやプチトマトで彩り+抗酸化
• 唐揚げや炒め物にポッカレモンをかけて油の酸化対策
• 刻んで冷凍したにんじんと卵で炒めて栄養バランス
• ごまをふりかけてミネラル補給と抗酸化強化
• 食費は4万円以内に収まるよう、無理なく継続できる工夫を

夜ごはんの選択

• 油は米油か胡麻油(夜に限らず)
• 添加物・加工品はできるだけ避ける
• 味噌・塩・砂糖も素材の質を大切に選ぶ
• 油が多いメニューの日は特に亜麻仁油を追加して脂質バランス調整
• 平飼い卵や高品質オイルなど、理想もあるが“無理しない”ことも大切

飲み物・嗜好品について

• 彼の晩酌は制限が難しいが、リンゴ酢炭酸割りを晩ごはん後に極力再開
• ノンアルも含めた飲酒習慣は、肝臓への負担やAGEの蓄積を意識
• 甘いお菓子やアイスの増加に注意。血糖値スパイクや老化促進に繋がるため
→ 朝のヨーグルト+果物で甘味を自然に摂れる工夫を続ける、内臓を休めてもらう

「若返らせる暮らし」は、やさしい生活の積み重ね

妊娠中の私の体づくりはもちろん大切。
でも、未来の子どもを授かるうえで、もう一人の半分である彼の体も同じくらい大切にしたいと思っています(それに、子どものために少しでも二人で長く生きしてあげたいから)。

だから私は、彼の楽しみを邪魔せず、体の内側から回復できるように、日々の暮らしにこっそり工夫を続けています。

未来の子どもたちのために、今できること

子どもを授かることは「奇跡」とよく言われますが、
その奇跡の土台は日々の小さな選択の積み重ねだと私は考えています。

食べ物で体が変わった経験をしてきたからこそ、このような行動が無理なくできるのだと思っています。

40歳での妊娠という年齢的なリスクは確かにあるかもしれませんが、
パートナーとでできる限りの準備をしながら、“未来を整える暮らし”をこれからも続けていきたいです。



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