生後4ヶ月、泣き声で動悸が止まらなくなった。41歳が経験した育児ストレスの正体

赤ちゃんの泣き声を聞くたびに、胸がズーンと重くなる。

「育児が辛い」とは思いたくなかったし、思っていなかった。それなのに、動悸だけが止まらなかった。

生後4ヶ月のとき、私はそんな時期を経験しました。同じような感覚を経験している方に、少しでも届けばと思い、書いておきます。

生後4ヶ月、突然きた「聞くだけで苦しくなる」感覚

生後3ヶ月まで、育児は思っていたよりも穏やかでした。

授乳のタイミングが読めてきて、大泣きになる前に気づいてあげられることが多かった。夜中の授乳はあっても、昼間はわりと落ち着いて過ごせていて、「育児って、こんな感じなのかな」と思っていました。

ところが生後4ヶ月に入ったころ、突然変わりました。

赤ちゃんのぐずり声を聞くと、みぞおちのあたりがズーンと重くなって、心臓がどくどくと波打つ感覚。動悸が、なかなか収まらないのです。

子育てが嫌とか、辛いとか、そういう気持ちは正直思いたくなかったし、実際そういう言葉は当てはまらないと感じていました。でも、体は正直でした。



なぜ4ヶ月から急に変わったのか

振り返ると、理由はシンプルだったと思います。

私自身が、動けるようになってきたことが、大きかった。

産後しばらくは、赤ちゃんのそばで過ごすことだけで精一杯でした。でも3ヶ月を過ぎたあたりから、体力が少しずつ戻ってきて。掃除機をかけたい、洗濯物をちゃんと畳みたい、ごはんをゆっくり食べたい、勉強する時間もとりたい——そういう気持ちが、久しぶりに戻ってきたのです。

・掃除機をかける
・洗濯物を回して干して畳む
・食器を洗う
・自分のごはんを食べる
・数日おきの水回りの掃除
・ガーゼを頻繁に洗って交換
・晴れた日はベビーカーでお散歩
・両親が遊びに来たときのお茶出しと会話
・帰った後の片付け
・晩御飯の準備

一つ一つは小さなことです。でもそれが積み重なって、気持ちがいつも「次の何か」に向いている状態になっていました。

その合間に、授乳、寝かしつけ、赤ちゃんが起きているときはあやしたり。この時期になると赤ちゃんの視力もどんどん発達して、目が合うようになってくる。無視するわけにはいかないし、笑いかけてあげたかった。

午後にまとまって1時間でも時間が取れたら、良い方でした。

そんなときだけ、やっとのドリップコーヒーを淹れて、一息ついていました。

「育児ストレス」という言葉が、しっくりこなかった理由

動悸が出ていたあの時期、「育児ストレス」とか「産後うつ」という言葉を調べようとして、どこか違和感を覚えていました。

赤ちゃんのことは、かわいかった。嫌いじゃなかった。育てたくないとも思っていなかった。

でも、体に症状が出ていた。

「辛い」という感情と「症状が出ている」ということは、別の話なのだと、改めて気がつきました。

私は過去にうつを経験して、自分で乗り越えた時期があります。そのとき学んだのは、「これ以上はまずい」というラインが、体から来るサインで感じ取れるということでした。

動悸が毎日続いているのは、そのサインだと思いました。感情として「辛い」と認識する前に、体が先に教えてくれていたのかもしれません。



慢性化させないために、早めに動いたこと3つ

症状が出てから、大きく変えたことは3つです。

①パートナーに、正直に伝えた

赤ちゃんのぐずり声で動悸がするようになったことを伝えると、「難しいね……」と、彼は言葉を選んで静かに返してくれました。

解決策を出してくれたわけじゃない。でも、状況をわかってもらえるだけで、少し違いました。

それからは、私が疲れてぐったりしているときに、積極的に赤ちゃんの面倒を見てくれるようになりました。言わなければ、伝わらなかったと思います。

②100点の家事を、やめた

シンクの掃除をしたかった。でも、今日はやめておこう。

そのくらいのことで、最初はなんとなくモヤモヤがありました。でも、やらなくても、環境は特に変わらなかった。

「完璧にしなくてもいい」と決めたら、楽になりました。

③笑顔を「作る」ことをやめた

赤ちゃんをあやすとき、疲れていても笑顔にしていました。それ自体は悪くない。でも、疲れているのに笑い続けることが、地味に体力を奪っていました。

無理に笑顔を作らなくても、軽く微笑むだけでもいい。オーバーリアクションも控えるようにしました。

抱っこの負担を減らしたら、体の余裕が変わった

この時期、もう一つ助かったのがヒップシートの存在です。

私が使っているのは、テラスベビーのDaG3。出産祝いのやりとりをしていた友人が、しばらくしてからこれを教えてくれました。「子供が0歳から4年間愛用しています。よかったら頭の片隅に置いておいてください」という感じで。押しつけがましくなく、でも信頼できる子からの言葉だったので、いいものなんだろうなとは思っていました。

ただその時は、親戚のおさがりでもらったコニーの抱っこ紐で間に合っていたし、アイテムを増やす気にもなれなかったのでしばらくそのままでいました。でも赤ちゃんが大きくなるにつれ、抱っこ紐から足がずり落ちるようになってきて。そこで、友人が教えてくれたヒップシートを思い出し、彼に相談して即Amazonで購入しました。

友人は寝かしつけにも重宝していると言っていましたが、私は家の中では出番はほぼなく。近所のお散歩や外出先では、場所によってはベビーカーの時もありますが、抱っこではヒップシートは活躍しています。装着も簡単だし、軽くて身軽。使うようになってから外出後の疲れが残りにくくなった気がします。生後7ヶ月の今、月齢が上がるほど出番が増えていますし、赤ちゃんが歩けるようになって頻繁に抱っこを求めてくるようになったときも、きっと重宝するんだろうなとイメージできるようになりました。

育児に慣れてきたのもあるかもしれないけれど、体の負担が減ると、気持ちの余裕も変わってくるのだと思います。

TeLasbaby(テラスベビー) ヒップシート DaG3(Amazonで見る)

1ヶ月もかからず、自然に落ち着いた

上の3つを意識するようにしたら、1ヶ月もかからないうちに、動悸は自然に治まっていきました。

慣れてきたのかもしれない。体力が戻ってきたのかもしれない。それまで「赤ちゃんのことだけ考えていたい」と思っていたのに、「勉強したい」「収入も増やしたい」という気持ちが戻ってきたのも、このころです。産後6ヶ月を過ぎたあたりから、外出しても夜に疲労が残ることも少なくなりました。

あのとき、慢性化する前に動いておいてよかったと、今は思います。




まとめ:体のサインを、無視しないでほしい

「育児が辛い」とは思いたくなかった。その気持ち、よくわかります。

でも、体に症状が出ているなら、それは「辛い」という感情とは別に、体が何かを訴えているサインです。感情で認めることが難しくても、症状には素直に向き合っていい。

私がやったことは、特別なことではありませんでした。

・正直に伝える
・100点をやめる
・体の負担を減らす道具を使う

それだけです。

同じような感覚を経験している方の、小さなヒントになれば嬉しいです。

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