妊娠中、夫との“温度差”を感じたことはありませんか?
世間ではよく、
「夫が何もしない」「ワンオペできつい」など、育児中の夫婦のすれ違いについて耳にします。
特に新生児期は、
夜中の頻回授乳や細切れの睡眠など、
想像以上に大変な毎日。
例えば、
「3時間おきなら3時間は寝られるじゃん」
のような、そんな何気ない一言に、
「全然わかってない」と感じてしまうこともありますよね。
でもそれは、
夫が冷たいというよりも、
“実際に体験していないから分からない”という部分が大きいのかもしれません。
わたしの夫も、妊娠中は特別に積極的に関わるタイプではありませんでした。
それでも、
新生児期を一緒に過ごしたことで、
少しずつ変化が見られるようになりました。
今回は、そんな我が家の経験をお話しします。
①妊娠中の夫の様子
夫はもともと穏やかな性格で、やって欲しいことを伝えたら大概はやってくれるタイプ。
だからと言って、進んで何かしてくれるというわけではなく。
おそらく、どう関わればいいのか分からなかったのだと思いますが、
少し距離を感じたり、もう少し配慮があったら嬉しいのに、と感じることはありました。
例えば、
・一緒に歩くペースが妊娠前と変わらず早い
・寝てばかりのわたしをみて少し呆れ顔
・洗濯もいつも通りわたし
・寝る前の炊飯セットもわたし
気持ち悪くて猫背になりながら料理をしていても、体調を気遣う言葉がなかったり。
ほんの一言でも「気にかけてもらえている」と感じられたら違うのに、と思っていました。
あとは、
・「楽になった時に買い物行けたりしないの?」
・「晩ご飯の準備、楽な時に済ませておいたら?」
などと言われたこともあります。
楽になった時くらいは休みたい…という気持ちは、なかなか伝わりにくいんだなと感じました。
それに、
赤ちゃんの話題を出しても、会話が広がらず一言で終わることが多く、
妊娠が嬉しくないのかな、という気持ちになってしまい悲しかったですが、
それでは赤ちゃんがかわいそうなので、
「旦那と妊婦の温度差があるのは仕方がない」と割り切るようにしていました。
②夫の変化
とは言え元々、夫の性格的にも育児は一緒にしてくれそうというのはありましたし、
実際に赤ちゃんと会ったら態度もコロッと変わるだろうという確信もあって、わたしは結構どっしりとした気持ちでいました。
しかし、なるだけ妊娠中に少しでも赤ちゃんに興味を持って欲しいことと、
産後の母体の大変さや、父親としての実感を少しでも感じて欲しいし、今後の衝突防止も兼ねて、赤ちゃんの抱きかた教室のようなものに一緒に参加してもらったりもしました。
「お互い初めてのことだし一緒に学びたい」と伝えて。
結果、有休をとって一緒に参加してくれました。
嬉しかったです。
赤ちゃんのお人形を抱いた夫が、「可愛い…」と自然に言ったのが印象的でした。
妊婦体験(妊婦のお腹の重さが体感できる)もしてもらい、「こんなに重いの!?」と、初めての体験に楽しそうでもありました。
そして、実際に赤ちゃんが産まれると写真を見て、可愛い可愛い、と大喜び。
「一緒に暮らすのが楽しみ」とまで言ってくれるようにもなりました。
妊娠中はドライだったのに、実際に我が子を目にすると、そういうことも言えるようになるのだ、と、夫の良い変化に安堵。
やはり、子どもが生まれると変わるとは、よく言ったのものです。
有休も、はじめは取るか取らないか決めてなかったみたいですが進んで取得してくれ、
そんな流れで、わたしは産後14日で我が家に戻り、夫と赤ちゃんとの3人暮らしをスタートさせました。夫の有休は、この日から1ヶ月。
※里帰り中の生活のことはこちらの記事で詳しく書いています → 里帰り2週間は短い?実際に過ごして感じたこと【体験談】
③ 夫ができたこと
男性の「授乳はできないけど出来ること」は、十分あります。
以下はうちの場合ですが、
• ミルク作り、授乳
最初のうちの授乳は混合にしていたので、母乳をあげている最中にミルクを作ってもらったり、起き上がるのがどうしてもしんどいときは母乳を休んでミルクを作ってもらい授乳をお願いしました。
• エアコン
出産が秋〜冬の時期だったので、授乳のたびに体が冷えるのがつらかったのですが、エアコンをつけてくれるだけでもありがたかったです。
• 抱っこ
ゲップ〜寝かしつけを交代してもうこともあり、わたしは少し早く休むことができました。
• オムツ替え
これも時々交代。ちょっとしたことですが、回数が多いので助かりました。
• 起きる
深夜に赤ちゃんが泣きだすと夫もすぐに目覚めてくれていたのも、非常に心強かったです。
何をするでもないのですが、この行為だけでも「一緒に育児している」と感じられました。
ちなみに、新生児期は昼間の方がよく寝てくれ、その間私たちは好きなことができありがたかったのですが、仮眠せずについ自分のやりたいことをやってしまいました。
きっと、あるあるですよね。特に夫は昼寝が苦手なようで、眠くても起きていることが多かったです。
それでも、赤ちゃんが泣いている時は赤ちゃんを抱きしめてくれていたりと、協力的な夫に心から感謝でした。
④ 新生児期を一緒に過ごした結果
このような日々を過ごし育休が明け、このビフォーアフターで変化があった夫の行動をご紹介します。
• 弁当を自分で用意するようになった
出産前までは、わたしが夫のお弁当を用意していました。
それが、有休明けからは自分で準備するように。
おかずは冷凍食品ばかりですが・・・
(栄養対策として、ゆで卵を作り置きしています。あれば持っていってくれるため。冷凍ブロッコリーと冷凍ほうれん草にも助けられています。)
• 炊飯をセットしてくれるようになった
これまでは、寝る前に私が炊飯のセット(これが地味にストレス・・・)をしていましたが、なんと夫が自発的にやるようになったのです。
つわりでしんどいわたしがいる傍ら、どうして洗い物の後(夜の洗い物は夫に任せています)にご飯のセットを済ませてしまおうと思わないのかが、不思議でたまりませんでした(^^;;
• 夕食
うどんやカレーなど、簡単なものですが、夫が作ってくれることも増えました。
わたしが疲れている感じだと、自分から「何か作ろうか?」と聞いてくれるようにもなったのです。
• ゴミ出し
妊娠中、お腹が大きくなってからゴミ出しをよくしてくれるようになりましたが、それはわたしが頼めば、という感じでした。
ゴミ出しの曜日も覚える気がなくて、いつもわたし任せ。
しかし、徐々に自ら曜日を意識し、ゴミをまとめて出してくれるように。
夫なりに考えてくれているのだな、と感じました。
⑤ 夫の育休があったから精神的にも助かった
ここも大きなポイントでした。
「明日仕事だから起こしたら悪い」
そんな気遣いをしなくていい。
余計な遠慮がなく、気持ちがとても楽でした。
ちょっとした気掛かりがあるかないかで、精神的な負担は大きく変わると思います。
⑥ 夫に母体の大変さを伝える工夫
うちの子は、生後3ヶ月頃から夜にある程度まとまって寝てくれるようになりました。
それはとてもありがたいことなのですが、だからといって母体が急に楽になるわけではありません。
「夜は少し寝られるようになったし、もう楽になったよね」と思われてしまうのも少し違う気がして、私は授乳中に赤ちゃんに向かって
「お母ちゃんからいっぱい栄養とりな〜」
と声をかけたりしていました。
赤ちゃんに話しかけているようで、実は夫にも聞こえるように(笑)
そんな、ささやかなアピールもしていました。
授乳中は思っている以上に体力を使いますし、消費カロリーも、1日400〜500kcalくらい消費すると言われています。
「家にいるだけなのになんで疲れるの?」とモヤモヤされても嫌ですし、「たくさん食べて」と思ってもらえるように。
話すと、「へぇ〜!」と驚いてくれました。
これは話してよかったです。
⑦ 振り返り
新生児期を夫と一緒に過ごして、本当に良かったと思っています。
でも、新生児期のあの生活。
細切れの睡眠、深夜の授乳、お世話。
赤ちゃんが泣けば一緒に目を覚まし、ミルクを作ったり、エアコンをつけたり、抱っこを代わったり。
これらを同じ空間で一緒に体験したことは大きかったのではないかと思います。
少なくとも、わたし自身の中でもそれは大きく、おかげで夫に色々と頼みやすくなりました。
今でも、夫なりに考えて動いてくれているのが伝わってきます。
人は、自分が体験したことでないと、なかなか実感できないものです。
新生児期は大変な時期でもありますが、夫婦で同じスタートラインに立てた時間でもあったと思います。
新生児期をどう過ごすかは家庭それぞれですが、夫婦で育児を共有する時間には大きな意味があるのかもしれません。
改めて思うと、夫には本当に感謝しています。
夫よ、ありがとう。