妊娠20週頃のある日、無性に冷たいものが食べたくなって、丸永製菓の「クールレモン」を昼に食べました。爽やかでおいしいな〜と思っていたら、ふとパッケージの裏に目がいってびっくり。
「この商品には洋酒が入っています。お子様やアルコールの弱い方はお気をつけください」「アルコール分は0.3%未満です」
半分食べた後だったので、心配になってすぐにネットで調べました。
結論から言うと、調べてわかったのは「ここまでなら大丈夫という量は、わかっていない」ということでした。それでも私が落ち着けたのは、健診で助産師さんにかけてもらった、ある言葉のおかげです。
あの日の顛末と、調べたことをまとめます。
娘は元気に生まれ、もうすぐ1歳になります。これまで何か影響を感じたことはなく、発達もすこぶる順調です。(これは私と娘の場合の経過です)
アルコール0.3%未満のアイス、妊娠中に食べても大丈夫?
「0.3%未満」はごくわずか。でも「ここまでなら大丈夫」はわかっていない
クールレモンに入っていたのは、香りづけのための洋酒。表示は「アルコール分0.3%未満」でした。
ただ、厚生労働省の健康情報サイト「e-ヘルスネット」では、妊娠中の飲酒について、ここまでなら大丈夫という飲酒量のしきい値はわかっていないと説明されています。少量でも、妊娠のどの時期でも影響する可能性があるので、妊娠中はお酒を完全にやめましょう、とのことです。(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「胎児性アルコール・スペクトラム障害」)
ただし、これはお酒を飲むことについての説明で、アイスに含まれるくらいの量の影響を、個別に判断するものではありません。つまり、この資料からは、「アイスなら大丈夫」とも「危ない」とも言えないということです。
当時ネットでは、「微量なら問題ない」という情報も多く見かけました。その日は、胎動にも変化はありませんでした。
「ほとんど」でも気になる。高齢妊婦だからこその不安
ネットで見かける「問題が起こることはほとんどない」——この「ほとんど」が、どうしても引っかかりました。本当に、それでいいのか?
一般的には大丈夫と言われていても、当時私は40歳の高齢妊婦。20代や30代の妊婦さんたちよりリスクが高いことは、常に念頭にありました。
先週のエコーで、もうはっきりお顔が見えていた赤ちゃん。あの顔を思い出して、「この子のために、絶対に何もあってほしくない…!」という気持ちが込み上げてきました。
だからこそ、小さなことでも慎重になりたかった。避けられるリスクは避けて、ひとつひとつ納得しながら進みたい——妊娠中は、そんな気持ちで過ごしていました。
思いのほか、仲間がたくさんいた
リアルな声を見るためにYahoo!知恵袋やピジョンインフォなどで過去の質問や先輩ママさん達の声を読み漁ったところ、同じように知らずに食べてしまった妊婦さんが、思いのほかたくさんいました。いろんな回答を読んでいるうちに、大丈夫そうなんだな、と落ち着けました。
同じ日、夕ご飯の料理酒とも重なってしまった!
さらに、この日の夕ご飯は、料理酒で蒸したしゃけのホイル焼きでした。「さすがに重なっちゃって大丈夫!?」と、二度目の焦りが。
当時は「加熱すればアルコールは飛ぶ」と思っていましたが、あとで調べ直すと、短時間の加熱では、アルコールは思ったより残るという調査結果もありました。詳しくはホイル焼きの記事に書いています。
救われた、助産師さんの言葉
その後の妊婦健診のとき、気になっていたこの出来事を、思い切って助産師さんに相談してみました。すると、こう言ってもらえたんです。
「ちゃんと気にかけている人が、無意識に危険な量を摂ることはまずない。」
直接この言葉をもらえて、本当に救われました。「気づかずにちょっと食べちゃった」「でもすぐ調べた」という妊婦さんは、そもそも日頃から注意している証拠。そういう意味なのだと、私は受け取りました。
必要以上に自分を責めなくていい、と思えた言葉。同じように焦っている方にも、届けたいと思います。

そもそも妊娠中にアルコールがNGな理由
ではここで、そもそも妊娠中にアルコールがダメな理由を、改めて整理しておきます。厚生労働省のe-ヘルスネットによると、
・妊娠中の飲酒は、赤ちゃんに低体重や、顔の形の異常、脳の障害などを起こす可能性がある(胎児性アルコール・スペクトラム障害)
・治療法はなく、唯一の対策は予防
・ここまでなら大丈夫という量(しきい値)は、わかっていない
という背景があります。だからこそ、知らずに食べてしまったときは焦りますよね。
とはいえ、アルコールは、お菓子や調味料など、思わぬものにも入っています。意識していないと見落としてしまうのは、自然なことなのかもしれません。
今後はパッケージ表示をより意識するようにしました
今回のことで、「洋酒」「酒精」「アルコール分」といった表示に意識が向くようになりました。これまでは明らかなお酒以外の「アルコール」には意識がありませんでしたが、今後はしっかりパッケージを確認しようと思いました。
私が食べたレモン系の氷アイスにも、洋酒が入っていました。さっぱりした氷菓でも、表示を見てみると安心です。
一番の理由は、もちろん赤ちゃんに何事もなく、元気に生まれてきてほしいから。そしてもし万一のことがあった場合、きっとそれを原因と思い、一生自分を責め続けることになるかもしれないから。「気をつけられたのに気をつけなかった」という後悔だけはしたくないのです。
とはいえ、夏の暑い時期にレモン系の氷アイスのスッキリ感はたまらない・・・!どうしても食べたくてストレスになるくらいなら、たまに少しだけなら食べてもいいんじゃないかと、後からなら思えました。
その上で、どうしても抵抗があるならポッカレモンを多めに氷と水で割るだけのドリンクはおすすめです。糖分もなく罪悪感ゼロで、料理にも使えて満足度が高いです。

(背景は消してあります)
まとめ
・丸永製菓の「クールレモン」(アルコール分0.3%未満)を、妊娠20週頃に半分食べてしまった
・調べてわかったのは、妊娠中のアルコールに「ここまでなら大丈夫」という量はわかっていないこと(厚生労働省)。ただし、アイスくらいの量の影響を判断した資料ではない
・同じ日の夕ご飯は、料理酒で蒸したホイル焼き。加熱しても、アルコールは思ったより残ることがある
・不安を救ってくれたのは、助産師さんの「ちゃんと気にかけている人が、無意識に危険な量を摂ることはまずない」という言葉
・それ以来、パッケージの表示を見るようになった
翌日も胎動をいつも通り感じられて、ひとまず安心しました。その後、元気で健康な赤ちゃんを出産できましたが、これは私の場合の経過です。
不安なときは、かかりつけの医師や助産師さんに相談してくださいね。健診で聞いてみると、私のように救われる言葉がもらえるかもしれません。
▶︎料理酒で蒸したホイル焼き、妊娠中に食べちゃった!アルコールは飛んでた?調べ直してわかったこと
▶︎醤油にもアルコールが入ってた!妊娠中そのまま使っていた私が、胎児への影響を調べた結果
▶︎41歳の妊娠記録、全部ここにあります【週数別まとめ】|2回の流産を越えて母になるまで
▶︎赤ちゃんにはちみつ入りのお菓子を食べさせてしまった!1歳未満がNGな理由と、誤食から3週間の我が家

