ちょっとした不調なら、薬を飲めばすぐ楽になる。そう思っていた私。でも、薬に頼ることが『本当の健康』ではなかったと気づいたとき、体も心も大きく変わり始めました。
【目次】
1. 病気は“当たり前”と思っていた
2. 食事を変えたら、人生も変わった
3. 「若くいたい」がくれた副産物=健康
4. 風邪知らず、花粉症ゼロの体に
5. 思考停止と“常識”の怖さ
6. 西洋医学と東洋医学の違いに気づいて
7. まとめ:自分の体は、自分で守っていい
1. 病気は“当たり前”と思っていた
私は子供の頃から、重度の花粉症と鼻炎持ち。
毎年、春が来るのが本当に憂鬱でした。
年に1〜2回は必ず風邪をひき、大人になってからも年に1回は必ずダウン。
ある年には、栄養不足から白血球が激減し、口内が真っ白になるほどの口内炎と高熱で1週間入院。
別の年には、風邪をこじらせ耳から水が出て、深夜に病院へ駆け込むことも。
でも当時の私は、それを「仕方ないこと」だと思っていました。
風邪をひいたら病院へ行く。薬をもらう。それが当たり前。疑問すら感じていませんでした。
2. 食事を変えたら、人生も変わった
そんな私が、あることをきっかけに変わり始めました。
それは、「アンチエイジングのための食事改善」。
きっかけは“老化を遅らせたい”という軽い気持ち。
でもそれが、体質までも根本から変えることになるなんて、そのときは思ってもみませんでした。
3. 「若くいたい」がくれた副産物=健康
東京で接客業をしながら暮らしていた私。
当時付き合っていたちょっと変な彼氏と別れてから、仕事に没頭する日々。
仕事はやりがいもあって楽しかったけど、ふと気づけば28歳を過ぎていて…。
「急がなきゃ、結婚相手見つからない!」と焦った私は、
またアンチエイジングに強く意識が向きました。
20代前半の頃は大阪で水商売をしていたから、美容にたくさんお金をかけられたけど、
東京ではもう水商売をしたくない。お金もない。
だから、“自分でできる中で老化を1秒でも遅らせる方法”を本気で探し始めたんです。
そして出会ったのが、「酸化・糖化・毒素・デトックス・食事改善」といったキーワードたち。
4. 風邪知らず、花粉症ゼロの体に
「栄養をきちんと吸収するためには、まず毒素を出すこと」
そんな考え方に出会って、私はまずデトックスから始めました。
食品添加物、小麦、砂糖、トランス脂肪酸を完全にカット。
醤油も小麦不使用のもの、味噌は麹と塩だけのもの。
ご飯は無農薬の玄米を買って、自分で発芽させて食べていました。
市販の発芽玄米より、自分で発芽させたほうが安心できたし、
「玄米がちゃんと生きている」ことを確認できるのも嬉しかった。
そして気がつけば、風邪をひかない体になっていた。
さらに驚いたのは、毎年恐怖だった春。
くしゃみも、鼻水も、目のかゆみもない。
「え、今って花粉飛んでるの!?」と、逆にびっくりしたくらい。
それが、花粉症が治ったと自覚した瞬間でした。
糠床からぬか漬けを作り、毎日発酵食品を取り入れる生活。
それが、私の体を根本から変えてくれました。
5. 思考停止と“常識”の怖さ
でもね、こういう話をしても、なかなか人には伝わらない。
「ふ〜ん、すごいね」で終わってしまう。
でも私は知っているんです。
昔の私が“そっち側”だったから。
薬を飲むのが当たり前。
風邪をひいたら病院。
健康=病院で診てもらうこと。
でもそれ、本当に当たり前ですか?
世の中には、体の声を聞かず、薬で抑えることに慣れすぎて、
いつの間にか「治す力」を手放してしまっている人がたくさんいる。
思考停止して、“常識”に従うことに慣れすぎてしまっている。
6. 西洋医学と東洋医学の違いに気づいて
そして、もう一つ大きな気づきがありました。
私は医者ではないので専門的なことは断言できませんが、
調べていく中で「西洋医学」と「東洋医学」の違いを知ったとき、すごく腑に落ちたんです。
西洋医学は、いわゆる“対処療法”。
症状を抑えることには優れているけれど、根本を治すアプローチは少ない。
一方、東洋医学は“自然治癒力”を大切にしていて、
体の本来持っている力を目覚めさせるという考え方。
実は、東洋医学は医者であっても、興味を持って自ら学ばない限り教わらない分野だそうです。
つまり、多くの病院の診察や処方は西洋医学がベース。
自然治癒や生活改善の視点が、最初から抜けているケースも多いんです。
実際、私もこれまでたくさんの先生に出会ってきましたが、
すぐ薬を出す、生活習慣について一切触れない、そんな先生がほとんどでした。
中には明らかに不健康そうな先生にアドバイスされたこともあり、
「この人の言葉を信じていいのか?」と疑問に思ったこともあります。
もちろん、すべての医者がそうとは限らないし、西洋医学を否定するつもりもありません。
でも、「お医者さんが言ってるから正しい」と思考停止するのは危険だと、私は思うようになりました。
7. まとめ:自分の体は、自分で守っていい
私はただ、若くいたい、綺麗でいたいという気持ちから食事を見直し、
気づけば風邪をひかなくなり、花粉症すら消えていました。
そしてその経験を通して、
「体って、自分で変えられる」という、当たり前のようで見落とされがちな真実に出会ったのです。
病院も薬も、もちろん必要なときはある。
でも、それだけが正解じゃない。
「自分で考えて、自分で選ぶ」ことが、私たちを健康に導いてくれる。
私は今、心からそう信じています。
食事、生活、心の在り方。
それらが変われば、体はちゃんと応えてくれる。
人の体は、それくらい本来は強くて、賢くて、優しいんです。
どうか、あなたも一度立ち止まって、自分の「当たり前」を見直してみてください。
不調があっても、薬に頼る前にできることがあるかもしれません。
不安があっても、病院に行く前に、自分の体と少しだけ向き合ってみることで、何か気づけることがあるかもしれません。
自分の体を信じていい。
自分で守っていい。
自分の人生の“主治医”は、きっとあなた自身です。