はじめに
小さい頃、祖父母の家に遊びに行くと、よく出してくれたお味噌汁。
鰹節や煮干しから丁寧に出汁をとってあって、
しかも具と一緒にそのまま食べるスタイルでした。
当時は特に何も考えていなかったけれど、
今思えばとてもシンプルで、体に優しいやり方だったなあと感じます。
それから大人になって、ついつい粉末だしや出汁パックに頼るようになっていた私。
でもある日ふと、「あれ?鰹節そのまま入れてみたらいいんじゃない?」と思い立って試してみたところ…
十分美味しい!しかも手軽!
そんなわけで、今は鰹節をそのまま味噌汁に入れる方法に落ち着いています。
思い出と今がつながったような、ちょっと嬉しい発見でした。
今回はその魅力をお伝えしたいと思います。
鰹節をそのまま味噌汁に入れるメリット
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・出汁なしでも十分に美味しい!
わざわざ出汁をとらなくても、鰹節からしっかり旨味が出ておいしく仕上がります。
※「鰹節っていつ入れるの?」と思う方もいるかもしれませんが、私は特にこだわっていなくて、
作り始めてすぐ入れることもあれば、出来上がる少し前に入れることも。
忙しさや気分に合わせて適当に、で大丈夫です!
・アイテムが減って台所スッキリ
出汁パックや粉末だしが不要に。調味料コーナーが少しスッキリします。
・栄養もまるごと摂れる
鰹節を取り出さずそのまま飲むので、たんぱく質やミネラルなども余さず体に。
・時短でラクちん
大きめの鰹節はそのままだと塊になりやすいので、私は手でサッとほぐしてから入れています。
手が乾いていればくっつかず、全然手間じゃありません。
出汁入り味噌汁を使わない理由
スーパーには便利な「出汁入り味噌」もたくさんありますが、私はあえて選びません。
理由は、味噌本来の栄養をできるだけ取り入れたいから。
発酵食品としての味噌には、酵素や乳酸菌などの体に嬉しい成分が含まれています。
でも、出汁入り味噌は加工の過程でそれらが弱まっていることもあるようです。
また、余計な調味料や添加物が加えられている場合もあるので、
できるだけ“ザ・味噌”というシンプルな味噌を選びたい。
鰹節があれば、出汁入りじゃなくても美味しく作れるので、全く問題なしです。
(パートナーも、おいしい!と喜んでくれています。)
鰹節生活で変わったこと
この方法に変えてから、ちょっとした変化もありました。
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・めんつゆの使用頻度が激減!
以前は出汁代わりにも使っていたので、大容量を常備していましたが、今は一人暮らしサイズで十分。ちょっとした煮物や肉じゃがの時だけ使っています。
・冷蔵庫のスペースが空いた!
めんつゆのボトルが小さくなっただけで、意外と冷蔵庫がすっきり。
・出汁に縛られず、自由に料理できるようになった
レシピに「出汁」と書いてあっても、「鰹節あるから大丈夫」と気楽に考えられるように。(なんなら出汁類なしでも問題なく作れることが多い)
おわりに
「出汁をとるのがちょっと面倒…」「でも入れなかったら物足りない味…」と思っていた私が取り入れた、
鰹節をそのまま使うシンプルな方法。
(昔、祖父母の家で鰹節や煮干しで出汁をとってそのまま食べていたという思い出もあります。)
アイテムも減って、手間もなくて、味も栄養も大満足。
そして実はこの方法、祖父母の家で食べたあの味噌汁の記憶にもつながっていたのかもしれません。
毎日のお味噌汁がグッと気軽に、そしてあたたかく感じられるようになりました。
よかったら一度、試してみてくださいね。