📝本編1:なぜ“モデル歩き”がしたくなったのか
夜の散歩中、ふと、妊娠前の自分の歩き方を思い出しました。
お尻と太ももをキュッと締め、腰で歩くような、いわゆる“モデル歩き”。
「最近なんだか太ももがぶっとくなってきた気がするし…ちょっと引き締め意識して歩いてみようかな」
そんな気持ちがふとよぎりました。
さらにもうひとつ、私の中にちょっとした“実験心”もあったんです。
「妊娠中ってみんな“ガニ股歩き”になりがちって言うけど、本当にそれじゃないとバランス取れないの?」
「妊娠前のように、軸を保ったままスッと歩くことって、今の体でもできるんじゃない?」
そして、妊娠前の感覚でスッ…と歩き出してみました。
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📝本編2:歩いてみて感じた「違和感」
その瞬間の私は、「いけるじゃん」と思いました。
しかし、数歩進んだところで・・・
「だめっ」
…と、体から突然ストップがかかった気がしたのです。
なんとなく、下腹から骨盤にかけて、違和感。これ以上この歩き方をしたくないと感じました。
私はすぐ、ガニ股歩きに戻しました。
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📝本編3:妊娠中の体は“守る・ゆるめる”モード
妊娠中の体って、赤ちゃんを守るために関節や靭帯をゆるめるホルモン(リラキシン)が出ていて、
無意識のうちに“緩める・支える”モードに切り替わっています。
詳細:妊娠中、ガニ股になってる?!重心のズレとバランス
今回の私のプチ実験で体感したのは、モデル歩きのような「引き締め」「一直線に保つ」動きは、
妊娠中の体には負荷がかかるということ。
やはり、妊娠中はガニ股歩きが自然な歩き方なんですね!
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📝本編4:無理な歩き方が赤ちゃんに与える影響
妊娠中って、「自分の体だけの問題じゃない」ってことを、
日々のちょっとした違和感が教えてくれます。
たとえば、今回の私みたいな、モデル歩きのように体を引き締めて歩こうとすると——
• 骨盤まわりに過剰な力が入る
• 股関節が詰まって血流が悪くなる
• 無意識にお腹に圧がかかってしまう
そんなことが起きてしまいます。
そうなると、お腹が「張る」ことが増えたり、
子宮や胎盤への血流が一時的に減ってしまう可能性もあるんだとか。
もちろん、数歩歩いたからといってすぐに問題が起こるわけではないけれど、
「気づかずに無理を続ける」ことが、じわじわと影響を与えてしまうことも。
赤ちゃんはママの心拍や呼吸のリズム、
そして感情や緊張感までちゃんと感じ取っているんですって。
だからこそ、「なんだか違う」「これ、ちょっと無理してるかも」と感じた時点で、
そのサインに気づいてあげることが何より大切なんだと思います。
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📝まとめ:赤ちゃんと一緒に、歩き方も“今の私”に合わせていい
今回の小さな出来事は、
私にとって「妊娠前の自分」と「今の自分」の違いを、
すごくやさしく、でも確実に教えてくれた出来事でした。
きっと妊娠前の私は、
“軸がある”歩き方を大切にしていたけれど、
今は違う——
「赤ちゃんと一緒に安心して歩ける」ことこそが、妊婦にとっての“正しい歩き方”。
妊娠中の体って、本当に繊細で、
しかしちゃんと必要なことを教えてくれる、すごく頼もしい存在だなと思いました。
これからも、“今の私と赤ちゃんに合った体の使い方”を、
その都度キャッチしながら暮らしていきたいと思います。