働いていなくても、保育園やこども園に子どもを預けられる——。
「こども誰でも通園制度」という名前を聞いて、うちも使えるのかな?と気になっている方もいるのではないでしょうか。
我が家には、1歳になった未就園の娘がいます。制度を知ったとき、正直「これ、使ってみたい!」と思いました。
でも、先に結論を言うと——住んでいる市の実施園を調べてみた結果、我が家は今のところ利用できませんでした。制度に問題があったわけではなく、歩いて行ける園が、実施園ではなかったからです。
この記事では、こども誰でも通園制度の内容と、実際に使おうとして調べてわかったこと、使う前に確認しておきたいポイントをまとめます。
※実際に利用した体験ではなく、「使えるか調べてみた」記録です。制度の内容は2026年10月時点の情報をもとにしています。細かい条件や料金は市区町村や園によって違うので、お住まいの市区町村のホームページで確認してください。
こども誰でも通園制度とは?対象・時間・料金
調べてみてまず驚いたのは、親が働いているかどうかに関係なく使えることでした。保育園というと「仕事をしている家庭のもの」というイメージがありましたが、この制度は、普段家で子どもを見ている家庭でも利用できます。
2026年4月から全国で始まった制度で、利用する理由は問われません。子どもに家庭とは違う経験をさせたい、ちょっと用事を済ませたい、リフレッシュしたい——どんな理由でも使えるのは、ありがたいですよね。
制度の内容をまとめると、こうです(私の住む市の場合)。
・対象——0歳6か月から3歳未満までの、保育園やこども園などに通っていない子ども
・利用できる時間——月10時間まで
・料金——1時間300円程度。給食やおやつ代などの実費が、別にかかる園もあります。利用前に、園に確認を(生活保護世帯や住民税非課税世帯などは、減免される場合があります)(参考:西宮市の制度案内)
・預けられる枠——各園の定員の空きの範囲で
・利用の流れ——①希望する園で面談(子どもも一緒に)→ ②市に利用申請 → ③認定証が届いたら、園に予約
正直、地域の子育て支援センターのように、予約さえすれば気軽に行けるものかと思っていました。でも実際は、事前の面談と市への申請が必要で、預けられるのも園の定員の空き枠の範囲。「思い立ったらすぐ」というよりは、少し前から準備しておく制度なんですね。
対象年齢や「月10時間まで」「1時間300円が標準」という枠組みは、国の制度として全国共通です。(参考:自治体の制度案内の一例として、大阪市「こども誰でも通園制度の概要」)
実施園はまだ限られていて、我が家は使えなかった
使いたいと思ったら、まず確認したいのが、どの園で実施しているかです。
私の住む市では、2026年10月時点で実施している園は、まだ6か所だけでした。開いている時間も園によってさまざまで、夕方まで預けられる園もあれば、午前中の2時間だけという園も。予約の方法や、予約できる期間も園ごとに違うそうです。実施園は、今後増やしていく予定とのことでした。
お住まいの地域の実施園は、市区町村のホームページで「こども誰でも通園制度」と検索すると、一覧が見られることが多いです。
我が家の場合:歩いて行ける園が、実施園ではなかった
我が家から歩いて行ける範囲には、こども園が2つあるのですが、調べてみると、どちらも実施園には入っていませんでした。
「なら無理だな。あとは遠いし、私、車ないし」——というのが、正直な気持ちでした。
月10時間の利用のために、車なしで遠くの園まで通うのは、現実的ではありません。預ける時間より、行き帰りの方が大変になってしまいます。こうして、今のところは利用しないことにしました。
使えるなら「月2回×5時間」で使いたかった
料金を知ったときは、正直かなり使いたくなりました。もし使えるなら、月2回、5時間ずつまとめて預けて、ブログなどの作業を一気に進めたかったんです。
1時間300円なら、5時間でも1,500円。地域の助産師さんのヘルパーサービスが、私の記憶では1時間1,000円くらいだったので、それと比べても、かなり利用しやすい金額です。
ただ、1回に5時間続けて預けられるかは、園の開園時間や空き状況しだい。実際の使い方は、面談で確認が必要です。
どんな家庭が使う制度?
この制度の話をしたとき、夫がふと「こういうの利用する人って、どういう人なんだろうなぁ」と言いました。
たしかに、働いている家庭なら普通に保育園に通っているし、家で見ている家庭は「預けなくても大丈夫」だから家で見ているわけで。どんな家庭が使うのか、ピンとこなかったんだと思います。
たとえば、こんな時に使えたら
でも、家で子どもを見ている家庭こそ、使いたい場面はあると思うんです。
・ママが美容院や病院に行きたいとき
・たまった家事を、一気に片付けたいとき
・夫婦で、ゆっくりカフェに行ってリフレッシュしたいとき
子ども連れでは行きにくい場所に、ひとり(や夫婦)で行ける時間ができるのは、大きいですよね。
親のためだけじゃない。子どもにとっての経験にも
それに、この制度には、親の用事や休息のためだけでなく、子どもが家庭以外の場所で、同じ年頃の子どもや保育士さんと過ごす経験をするという目的もあるそうです。普段家で過ごしている子にとっても、園という場所に触れられる機会になる、ということですね。
園は、300円だけで預かっているわけではない
この制度を知ったとき、私がもう一つ考えたのは、園側のことでした。1時間300円は保護者が払う分で、園には補助が出ているはず——そう思って調べると、やはり、国が決めた単価(公定価格)にもとづく給付がありました。子ども1人1時間あたり、0歳児で1,700円、1・2歳児で1,400円。初めて利用する子や、配慮が必要な子の受け入れには、上乗せ(加算)もあるそうです(参考:浜松市・長浜市の資料)。
これを知ったとき、「むしろ300円のこと忘れてた笑」と思いました。そりゃ、手当てがないと無理だよね、と。
それでも、園の手間は確実に増えるはず。面談や予約の管理に、普段いない子の受け入れ。利用する子が、いつ・何人来るかは読めないので、仮に予約で運用するとしても、保育士さんの配置や場所の確保、スケジュールの調整が必要です。「空き枠の範囲で」という条件がついているのも、納得です。
私の近所の園が実施園になっていないのも、こうした事情があるのかもしれません。制度が始まったばかりの、今はまだ過渡期なんだと思います。
まとめ:こども誰でも通園制度、我が家の場合
・親が働いていなくても、理由を問わず利用できる制度
・0歳6か月〜3歳未満の未就園児が対象で、月10時間まで・1時間300円程度
・使うなら「月2回×5時間」でまとめて使いたかった
・でも、歩いて行ける園は実施園ではなく、車もないので今は見送り
・園には公費の給付もある。300円だけで預かっているわけではない
・来年4月からはこども園に通う予定。それまでに近くの園が対象になれば、使ってみたい
調べてみて、制度そのものは「これは良いね」と思いました。理由を問わず、1時間300円で預けられる場所があるのは、家で子どもを見ている親にとって、心強い選択肢です。
ただ、車がない家庭にとっては、近所に実施園があるかどうかがすべてでした。どんなに良い制度でも、通えなければ使えません。
我が家は、来年4月からこども園に通う予定です(今、入園に向けて保育の認定を申請中なので、まだ確定ではありません)。この制度は園に通っていない子が対象なので、使えるとしたら、それまでの数ヶ月。実施施設は今後増やしていく予定だそうなので、それまでに歩いて行ける園が対象になったら、使ってみたいと思っています。(こども園を選んだ理由は、自宅保育か保育園か。「3歳まで一緒に」のつもりだった我が家が、1歳半からのこども園を決めるまでに書いています)
「使ってみたい」と思っている方は、まず近くに実施園があるかを確認してみてください。我が家のように、そこで決まることもあると思います。
※制度の内容や実施施設は変わることがあります。最新の情報は、お住まいの市区町村のホームページや窓口で確認してください。
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