妊娠20週4日目の、40歳妊婦です。
この日は一日外に出ていなくて、夜になってふと「少し歩こうかな」と思いました。
涼しくなってきた時間帯で、人通りもほとんどない。
特に運動するつもりではなかったけれど、「軽く近所を一周するだけなら」と、気楽な気持ちで家を出ました。
ところが歩き始めて5分ほどで、下腹のワキ(そけい部の少し上)あたりにズキズキとした痛みが。
歩き続けるとじんわり強くなる感じがして、念のためすぐに帰宅。
座った途端、痛みはすーっとおさまった。
少し気になって調べてみると、
子宮を支える「円靭帯(えんじんたい)」という靭帯が、引き伸ばされることによって起きる痛みかもしれないとわかった。
これは妊娠中期によくあることで、子宮の急な成長や歩行の刺激によって、靭帯が引っぱられることで痛みが出ることがあるらしい。
「そういうこともあるんだな」と思いながら、その日は眠りにつきました。
しかし翌朝――妊娠20週5日目、
また同じように、歩き始めて5分ほどで同じ場所にズキズキした痛みが出ました。
さすがにこれは偶然ではないと感じ、
「体が“今はそのペースじゃないよ”と伝えてくれているのかもしれない」
と、ようやく状況を理解することができました。
調べてみて分かった、この痛みに対する対策はこんな感じ:
• 歩き出す前に、鼠蹊部や骨盤まわりを軽くストレッチする
• マタニティベルトや腹巻き付きインナーでお腹を下から支える
• 足だけでなく、骨盤を意識して歩くことで衝撃を軽減する
• 無理して歩かず、室内でのストレッチやヨガなどに切り替える
この経験を通して、「安定期だからたくさん動いた方がいい」と思っていた自分の中に、
少し“がんばりグセ”があったことにも気づけました。
体は、ちゃんとサインを出してくれていたんですね。
「今はゆっくりでいいよ」って。
その声に耳を傾けて、
これからはもっと、自分と赤ちゃんにやさしいペースで過ごしていこうと思います。
この記事が、同じような妊婦さんへのお役に立てますように。
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