毒を食べてるのに、なぜ気にしない? 無意識な現代人の“思考停止”と5つの理由。





スーパーやコンビニに並ぶ食品に調味料たち。どれもパッケージはカラフルで、おいしそうで、そして手軽。
だけど、それって本当に「安全」なんだろうか?

私は日々の生活の中でふと、ある疑問を感じる。
「なんでみんな、そこまで無防備なんだろう?」
口に入れるものに、無関心すぎでは?

現代人は、知らず知らずのうちに添加物や化学薬品を摂取している。
だけど、それを「減らそう」とすら考えない人もまだまだ多い。
そんな人たちの“頭の中”ってどうなってるのか?
観察してみると、いくつかのパターンが見えてくる。

1. 情報に触れていない・信じていない

「売られてる=安全」と思い込んでいる人は驚くほど多い。
自分で調べようとしないし、原材料欄なんて見もしない。
テレビやCMで見たことのあるものなら安心、という感覚が染みついている。

以前、母に「コンビニのおにぎりって、添加物や油が使われてるんだよ」と話したときも、最初はまったく信じてもらえなかった。
でも、実際にラベルを見せたら「え〜、びっくりした〜!」と本気で驚いていた。「まさかおにぎりに油が入ってるなんて〜!」。そのレベルか、と私も逆に、内心驚いた。ちなみに母は、今でもその時の驚きを時々思い出している。

他にも市販品には添加物がたっぷり使われている話をすると、「じゃあなんで売るのぉぉ?」と。その素朴すぎる疑問に、私は思わずこう答えた。
「企業はボランティアじゃない。売るため、経費削減のために、あの手この手を使うのが現実なんだよ」と。(もちろん私も、添加物が全てが悪なわけではないとは理解しています。そこに関してはこの記事では触れません。)

今では母は少しだけ私寄りの考えに変わったけど、父は今でも安さ重視。
体の不調も“年齢のせい”だと思っていて、酸化した油にも無頓着。値引きされた揚げ物もしょっちゅう買っている。
「暖簾に腕押し」なのだ。両親にはできる限り健康で楽しい人生を送ってほしいけれど、人にはその人なりのやり方があると考え、今では私はもうあまり両親に対しても口出しをしなくなった。

2. 「面倒くさい」が勝っている

添加物を避けるためにラベルを読む、自炊する、調味料を選ぶ…
そんな“手間”を面倒だと感じて、「まぁいいか」で済ませる。
気づいていても行動しない人も、ここに入る。

3. 今、困ってないから問題にしない

体にすぐ異変が出るわけじゃない。だから「今平気だから、大丈夫でしょ」という思考に陥る。
でも、その“じわじわ”が将来どう出るかまで、想像が及ばない

4. 「不安になるから見たくない」心理

「知ると不安になるから、あえて見ない」。
現実から目を逸らすための防衛本能。そういう人たちは、安心できる世界にいたいだけ。
本質に触れようとはしない

5. 食より「別の優先事項」がある

仕事、恋愛、趣味…「食の安全」は後回し。
体調不良も気力や年齢のせいにして、深掘りする余裕がない。
お金や時間がない人ほど、危険なものに依存しやすい構造になっている。




こうした思考回路が重なり合って、「無意識のまま口にしている人たち」が今の社会を形作っている。

私はもう、そういう“当たり前”に飲み込まれたくない。

「本当に安全なものって何?」
「体にとって、何が必要で、何が余計なのか?」
その答えは、自分で考えるしかない。

…と、ここまで書いていて思い出したことがある。

かなり前の話だけど、「豚にコンビニ弁当を与え続けたら、流産率が上がった」という実験記事を見たことがある。
私が実際にその実験を行ったわけじゃないし、ネット上で見かけた情報の一つに過ぎない。
でも、その話が妙に頭に残っている。

もちろん、コンビニ弁当にもいろんな種類があるし、
その結果がどこまで信頼できるかはわからない。

けれど、私は思ったのだ。
それでも、本当に目を逸らしていいの?

“誰かが実験した結果があるかどうか”よりも、
“私たちが日々、何を無意識に体に入れているか”という事実のほうが、
よほどリアルで、深刻なんじゃないかと。

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