妊娠36週(10か月)の、41歳初産婦です。
妊娠28週で「貧血」と診断され、鉄剤を処方された私。
32週までの約1か月間、毎日欠かさず鉄剤を飲んでいました。
その後、鉄剤は一旦ストップに。
「薬を飲まなくなって本当に大丈夫なのかな?」と少し心配もありましたが、35週の血液検査を経て、36週の妊婦健診では「貧血は改善していますよ」と言われました。
鉄剤停止中、一時的にこむら返りの再発もありましたが、現在は落ち着いていて、順調に妊娠後期を過ごせています。
今回は、鉄剤をやめてからの体の変化や、食事で工夫したことを体験談としてまとめます。
あくまで個人的な体験ですが、妊娠中の貧血で不安な方や、鉄剤の効果が気になる方の参考になれば幸いです。
※ちなみに、私が妊娠28週で貧血と診断され、鉄剤を処方されるまでの経緯や工夫した食事内容については、こちらの記事にまとめています。
→妊娠28週で貧血と診断!鉄剤処方で変わった体の変化と体験談
妊娠35週の血液検査と36週健診の結果
普段から食事バランスには気をつけていましたが、結局のところ「鉄欠乏性貧血」と診断されてしまった私。
4週間飲み続けていったん鉄剤はストップになり、「また普段の食事では追いつかなくなるだろうなぁ」と思っていました。
血液検査でまた貧血がわかれば、鉄剤を再処方してもらえるはずなので、待ち遠しい気がしていました。しかし・・・
検査結果は、まさかの貧血改善!
治って嬉しというよりは、正直、「本当に大丈夫かな?」という感じ。
だってまだ出産予定日まで日数あるよ?
その間に貧血になってしまわないかな?
鉄剤ストップしてから出産までってさらに倍の時間が過ぎるわけだし・・・
でも、プロにお任せしてるわけだから、大丈夫なんでしょう、という考えに落ち着きます。
あとは普段から自分でできることで貧血防止をしていくしかない。
実際にこむら返りの再発も治まっていて、鉄剤をやめても大きな不調は出ていません。
妊娠中の貧血は「薬を飲み続けないと改善しないのでは?」と思っていましたが、今回のように鉄剤を一定期間だけ処方され、結果的に改善するケースもあるんだなと実感しました。
鉄剤を飲んでいた28〜32週、その効果
鉄剤を飲み始めて2週間も経たない頃、ふと「あれ?最近こむら返りしてないな」と気づきました。
妊娠中は夜中や寝起きに脚が攣るのが悩みのひとつでしたが、寝たままふくらはぎを伸ばしても違和感が出なくなっていたのです。
「まさか、鉄剤の効果・・・?!」と驚きました。
それに加えて、夜寝る前の脚のムズムズ感も無くなっていたのです!!
「むずむず脚症候群」のような症状、これも貧血と関係があると聞いたことがあります。
とっても嬉しい変化でした。
とは言え、鉄剤を飲み始めて安心してしまったのか、食事やストレッチは以前よりおざなりになっていました。
例えば週末は、彼と一緒にインスタントラーメンや焼きそばで簡単に済ませることも。むしろ彼は「休日っぽい」と喜んでくれていたので、特別感があってそれはそれで良かったです。もちろん、プチトマトや作り置きの副菜、豆腐やゆで卵を添えて、できるだけ単品にならないようには気をつけていました。
以前は「一食で副菜は二種類!」と心掛けていましたが、鉄剤を飲み出してからは適当。
「次に貧血って言われたらまた処方してもらえるだろうし」と、気楽に構えられるようになりました。
「栄養バランスを考えることに実かけっこう頑張っていたんだな。今こうしてやる気が出ないのは、きっとそれだけ無理してたってことなんだろう」
こうして、「頑張らなくてもいいんだ」と思えたのは、私にとって大きな気づきだったと思います。
薬をやめてから起こった体の変化(こむら返りやむずむずの再発)
32週の妊婦健診で鉄剤の処方が一旦ストップになってから、少しだけ心配でした。
「薬を飲まなくなって、また貧血が悪化したらどうしよう?」という気持ちです。
そして実際に、薬をやめて2週間ほど経った頃、寝起きにふくらはぎが攣ってしまいました。
あまりの痛さに隣で寝ている彼の腕を思わず掴み、「っくぅ〜〜〜」と痛みと格闘。そして案の定、その日の夕方には、じわじわと筋肉痛になり、治るまでに3日もかかりました。これまでのこむら返り後の筋肉痛よりも回復が遅かったです。ストレッチや運動をしていなかったからだと思います。。
それに、この日の直近でも、完全にこむら返りとはいかないものの、あの嫌な前兆が出たりして、「あれ、また戻ってきた?」とドキッとしたこともありました。
同じ頃、夜に布団に入ってから脚がむずむずして寝付きにくい日もあり、
「ああ、やっぱり鉄剤がないとダメなんだ。」と思いました。
しかし幸いなことに、どちらの症状も数日で落ち着き、その後今のところ再発はなし。
「やっぱり鉄剤をやめたら一気に悪化するのかな?」と思っていたので、症状が軽く収まったのは安心材料になりました。
食事での鉄分補給、私が取り入れた工夫
ぶっちゃけ、たいした工夫はしていません。笑
鉄剤を処方されるまでは、鉄分摂取のためにアサリやハマグリ、シジミやひじき、小松菜を普段よりも多めに取り入れていましたが、非ヘム鉄は補助くらいにしかならないと思ったので、短期的にではありますが、お肉、特にひき肉ばかりでご飯を作るようになりました。
なぜ挽肉なのか?鉄分が特に多いと言われる赤身肉は牛肉ですが、牛肉はお値段的になかなか手が出しづらくて・・・(^^;;
かといって豚肉ばかりでも飽きますし、鶏肉は処理が面倒で、処理されているものは割高です。
その点、いつものスーパーで比較的よく割引になっているひき肉、コスパも良くアレンジの幅も広いので、扱いやすく選んでいました。
料理は例えば、麻婆豆腐、ひき肉炒飯、茄子とひき肉炒め丼(アレンジ自在)といった感じです。
何も思いつかなかったら、とりあえず野菜と一緒に炒めて好きな味付けにすればそれなりになります。笑
今でも我が家でひき肉は、面倒な時の救世主として位置付けられています!
ビタミンCやタンパク質は鉄の吸収をよくしてくれると聞くので、これらも積極的に摂りました。
あとは、お休みしていた鉄玉沸かし麦茶も以前より積極的に飲むようにしました!
お湯に溶け出す鉄分は微量ですが、鉄玉の鉄分は体に吸収されやすいようです。
飲まないよりは飲んだ方がいい、という感じで、あくまでも補助的に取り入れています。
ちょっと余談ですが、たまたま牛肉が割引されていたのを発見した時に、「こういう時くらいたまには牛肉を食べよう!彼に牛丼でも作ってあげたいな」と思い買って帰ったことがあります。
しかし蒸し暑い炎天下で徒歩8分…帰宅後すぐに冷蔵庫に入れましたが、夜には腐り始めてしまいました。丸ごとポイです。
すぐに冷凍庫に入れていれば間に合ったのかもしれません。もったいなかった…悲しかったです…(^^;;
これを教訓に、その後は割引のお肉を買ったら帰宅後すぐに冷凍庫に入れるようになりました。
鉄剤を飲まずに過ごした妊娠後期の体調は?
私は今、臨月を迎えていますが、きっともう出産まで血液検査もないでしょうし、貧血対策は自分でやるしかありません。
お肉ばかりに偏るのも良くないので、豆腐で代用したりして、彼も満足できるようなメニューを工夫しています。
最近は、久しぶりに乾燥ひじきを買いました。下処理のときにザルに目詰まりして面倒なのがネックで、これまで避けていたのですが、そこだけ頑張ればあとはアレンジが効きます。にんじんとひじきの副菜もたくさん作れました。
もちろん、ひじきの鉄分は非ヘム鉄なのであくまで補助ですが、「赤ちゃんのため」と思えば、面倒なことでも頑張れます^^;
まとめ:妊娠中の貧血、鉄剤と食事のバランスが大切
妊娠28週で貧血と診断され、鉄剤を処方してもらったことで、こむら返りやむずむずの症状が改善された体験を記録しました。鉄剤は4週間だけでしたが、薬をやめた後も症状は再発せず、普段の食事や工夫で体調を維持できています。
同じ時期に私が体験したことを他の記事にもまとめています。
\あわせて読みたい関連記事/
妊娠後期は特に栄養と体調管理が大切です。鉄剤だけに頼るのではなく、赤身肉や豆腐、ひじきなどの鉄分補助を取り入れつつ、無理のない範囲で栄養バランスを意識することがポイントです。
今回の体験を通じて、鉄剤の処方や食事工夫の重要性を再認識しました。貧血は妊婦と赤ちゃんの両方に影響する可能性があるため、早めの対応が安心につながると思います。
※体調には個人差があります。医師の指導に従ってください。