妊娠35週の、41歳妊婦です。
妊娠30週の健診で逆子と診断されましたが、その時はそれほど強い不安はなく、比較的落ち着いて受け止めていました。
とはいえ、逆子と聞いて不安や悩みを抱える方も多いと思います。そこで今回は、私自身の体験を記録として残しておきます。
妊娠30週、逆子状態と診断された
私は30w2dの妊婦健診で、逆子状態だと診断されました。
前回(28週)、前々回(26週)の健診時も赤ちゃんは同じ向きで、先生も「頭上になってますね〜」と軽い感じでしたが、30週になると本格的に逆子について考える必要が出てきます。
この時、逆子体操のイラストをもらい、赤ちゃんが私のお腹の左側にいることが多かったため「体操後は右向きで20分ほど横になるように」と指示を受けました。
ただ、実際にやってみると・・・
「胸が押しつぶされて痛い」
「こんなに反り腰になって大丈夫?」
「精神的にきついなぁ」
と感じてしまい、数分で断念。
その代わり、右向きで寝る習慣だけは続けました(もともと右向きが楽だったので助かりました)。
羊水がまだ多く、赤ちゃんが動ける余地はあるとのことだったので、「まぁ大丈夫かな」とどこか楽観的に構えていたと思います。
しかし次の健診が近づくと、「逆子が治っていて安心したい」という気持ちが強くなり、極力は帝王切開を避けたいという思いもあって、本格的に逆子対策を始めました。
私の声をより近くで聞きたくて?とか、いっぱいなでなでして欲しいのかな?とか想像すると、とっても愛おしい。
でも、赤ちゃんのためにも極力、お股から産んであげたい。
逆子の原因について調べたこと
医学的には原因不明とされています。
ただし一部の見解では、
・腰回りが冷えている
・母体が運動不足
・母体が座りっぱなしや、後ろにもたれて座る姿勢が多い
こうしたことも関係している可能性があるそうです。
私自身、どれも当てはまっていたので、健診までの残り3日間は散歩や逆子体操を積極的に取り入れ、座りっぱなしにならないようにも気をつけました。
胎動の変化と健診での結果
健診の3日前からこれらのことに気をつけつつ、逆子体操を1日3回はしていました。
するとその晩から、これまでは下腹ばかりで感じていた胎動を、お腹の上のほうで感じるようになったんです。
「もしかして、治った?」と期待しつつ迎えた妊娠32週の健診。
先生から「頭下になってますね!」と言われ、本当に治っていました。
ただその後、一時的に逆子に戻ったこともありましたが、34週の健診ではまた頭が下になり、先生から「よしとしましょう!」とお墨付きをもらえました。
もちろん、私の取り組みが功をなしたのか、たまたま赤ちゃんのタイミングと合ったのか、それはわかりません。
でも、どちらにしても一安心。
ちなみにこの日は朝から茶おりがありました。
この記事では内容がごちゃごちゃになってしまうため、詳細を見てくださる方はこちら(妊娠33週で、またもや茶おりが出た!私の体験談と医師の診断)からよろしくお願いします。
逆子体操について先生の見解
ある先生は「逆子体操は医学的な根拠はない」とも言っていました。
それでも、私自身は「やれることをやった」という安心感があったので、取り組んでよかったと思っています。
ただし、体操は赤ちゃんにも負担がかかる可能性があるそうなので、1日1回程度にとどめるのが良さそうです。
看護師さんのエピソード
看護師さんが逆子体操の用紙を渡してくれた時に、「私も逆子だったんですよ、というか真横でした。」と教えてくれました。
驚いたのは、その看護師さんは出産直前に逆子が治ったとのこと。
逆子体操を頑張ったり、「そこ違うよ、頭こっちだよ」と、毎日赤ちゃんに話しかけていたそうです。
「母と赤ちゃんが一緒に取り組むことなんだな」と思い、私も話しかけを積極的にしようと思いました。
その後ネットでも調べてみたところ、逆子を治すために赤ちゃんにたくさん話しかけたという声もいくつか目にしました。
逆子を治すために、私が頑張ったこと
逆子体操のやり方
午前中・日中・就寝前にそれぞれ1回ずつ行いました。
床の上だときついので、ベッドの上です。胸にはクッションも置いてしました。これだと結構楽で、スマホを見ながらだと15〜20分も、あっという間でした。
座りっぱなしにしない工夫
赤ちゃんは居心地の良い場所に移動するという見解も見ました。
座りっぱなしだと下半身の血流が悪くなりがちだし、骨盤の向きにも影響を与えてしまうと感じたので、意識的に立ったり動いたりしていました。
血流が悪くなって腰回りが冷えていると、赤ちゃんが頭をそちらにしにくいようなので。
話しかけ(胎教を兼ねて)
「この位置がいいの、居心地いいの。でもお母さんから出てくる時は頭下で出てこようね〜。」
「頭下になってる?違うなら、頭はこっち(下腹に手を置きながら)だよ〜。」
「頭下だと出てこれやすいからね〜。」
みたいに伝えていました。
もちろん、逆子であるなしに関わらず普段から話しかけていましたが、これを機に、よりたくさん話しかけてあげられるようになりました。
胎教にもつながって、気持ちが落ち着く効果もありました。
「逆子」と伝えた時の周りの反応
私自身は、最初に逆子状態と伝えられた時、そんなに心配はしていませんでした。
「大丈夫、羊水は多いみたいだし、まだ時間はある。」
「36週くらいまでには治っててほしいな」
彼も、「結局ぐるぐるしているんだから、エコーの時が全てではないんでしょ?」と冷静。赤ちゃんはそろそろ動きにくくなってくる頃みたいだから、そうなる前には治っていてほしいけどねという話をしました。
私の両親も、今逆子状態であることに、特に気にしている感じはなかったです。
逆に義母が、「え!!」という感じでした。たまたま親戚と電話した時にも、「逆子なんや〜」と漏らしていたようです。
これを聞いて私は、「そんなに心配することないでしょ。まだ30週なんだし、大袈裟だなぁ。」と感じたのが私の本音(^^;;
まぁ心配してくれていることはありがたいんですけどね。
でもそういうのって、欠落しているという意味も含まれてしまうと思うので、できれば周りは変に騒がない方が良いな、と思いました。
「出産までには治るといいね」くらいでちょうど良いんです。
まとめ
この記事を書いているのは妊娠35週の時点です。
今も赤ちゃんの位置を気にしながら、
• 長時間座らない
• 腰回りを冷やさない
• 穏やかな気持ちで話しかける
などを心がけています。
お腹の上部でキックを感じると「今は頭が下だな」と安心できます。
次回の健診からはNST(ノンストレステスト)が始まります。
同じように逆子で不安を感じている方の参考になればうれしいです。
お互いに無事、元気な赤ちゃんを迎えましょうね。