新生児が夜中に突然はげしく嘔吐!もがき苦しむ…2回経験してわかった「厚着」のこと【体験談】

乳児の突然の嘔吐にパニックになる母親

赤ちゃんが夜中に突然、はげしく吐いた。口を開けたまま苦しそうにもがいて、目で「助けて」と訴えてくる——。

我が子は、生後2週間と生後30日の夜に、2回それぞれ同じことが起きました。あのときの恐怖と、必死に調べたこと、そして「もしかして厚着が原因だったのかも」という私なりの気づきを、正直に書き残しておきます。

※はじめに。これはあくまで私個人の体験で、医学的な話ではありません。赤ちゃんの嘔吐は、重い病気が隠れていることもあります。少しでも不安なら、迷わず小児救急電話相談(#8000)や医療機関に頼ってください。


1回目:生後2週間、深夜0時すぎ(実家で)

退院後しばらく実家にお世話になっていた、生後2週間の深夜0時すぎのことでした。

10月でしたが、その夜はとても寒くて。大人でも、寝ていると鼻先が冷たくなるくらい。赤ちゃんの手が氷のように冷たくて、これは大丈夫なことと知ってはいても、やっぱり気になって……できる限り暖かくしてあげたい一心で、厚着させていました。

肌着2枚に、綿入りの(たぶん真冬用の)ロンパース。さらに毛布をかけて、上からバスタオルでも保温。——今思えば、やりすぎでした。

すやすや眠っていたはずが、ふと目が覚めると、隣で赤ちゃんが「はーはー」と速い呼吸をしていました。そして次の瞬間、刺すような泣き声をあげたんです。ただ事ではないと、すぐにわかる鋭さでした。

慌てて抱き上げると、口から唾液をいっぱいに出して、口を開けたまま、目をカッと見開いて、苦しそうに何度も反り返る。オエオエと嘔吐が止まらない。吐くものはもう唾液だけ(母乳は消化されきっていたのだと思います)。泡を吹いているようにも見えました。

必死に私の目を見て、助けを求めていました。かわいそうで、怖くて……とにかく縦抱きにして背中をさすりながら、私は泣きながら見守ることしかできませんでした。

スマホで必死に調べてたどり着いたのが、#8000(小児救急電話相談)。初めてかけて状態を伝えると、「緊急性はなさそう。ただ、どうしても気になるなら受診を」とのこと。白黒つけてほしかったけれど、電話だけでは判断できないですよね。

そうこうしているうちに、30分ほどで赤ちゃんは落ち着いて、いつも通りケロッと眠りに戻りました。

このとき思ったんです。厚着させすぎたのかもしれない、と。私は子どもの頃から乗り物酔いがひどくて、暑い車内だとよけいに気持ち悪くなり、脂汗が出て本当につらかったのを覚えています。大人でもそうなのに、まだ自分で服を脱ぐことも、寝返りで体勢を変えることもできない新生児は……逃げ場がなくて、どんなに苦しかっただろう。「ごめんね」と何度も伝えました。


2回目:生後30日、夜10時すぎ(自宅で)

その後、夫と私と赤ちゃんの3人暮らしに戻り、生後4週と3日(生後30日)の夜10時すぎ。——また、同じことが起きました。

この日も、あの綿入りのロンパースを着せていました。部屋はさらに冷えていて、前回ほど厚着のつもりはなかったのですが、結果はまた同じ。前回と同じように、もがき苦しむ我が子。

また#8000に電話すると、「泣き声があって、ぐったりしておらず、顔色も青白くないなら、緊急性は低いと思われます。受診するかどうかは保護者の判断で」とのこと(これは前回も聞かれたことと同じです)。やっぱりそうですよね。でも、緊急性が低いと言われるだけでも「なんとかなる。きっと大丈夫」と思えました。

このときは40分ほど続きました。前回よりも長いし、2回目だったし、どうしても一度、病院で診てもらいたかった。最終的に夫が「受診しに行こうか」と言ってくれて、すごく心強かったです。夫はお酒を飲んでいたので、夜間の小児科へ向かうために、タクシーを呼びました。

タクシーは10分ほどで来てくれましたが、その時には赤ちゃんの容体はほぼ治っていました。それでも、迷わずそのままタクシーで病院へ。
赤ちゃんは完全に普段通りに。そして、診てもらった結果は原因は特にわからず。ただ、話を聞いてもらえたり、#8000で確認された受診の判断基準(泣き声があるか/顔色が青白くないか/ぐったりしていないか/母乳を飲むか)を、改めて先生の口から教えてもらえたりしました。それだけでも安心できたし、夜間だったけど受診したことに満足できました。受診して本当によかったです。

2回に共通していたのは「厚着」だった

落ち着いてから振り返ると、2回とも共通していたことがありました。

・綿入りのロンパースを着せて、厚着になっていた
・嘔吐が始まる前、「はーはー」と速い呼吸になっていた

もちろん、病院でも原因はわからなかったので、厚着のせいだと断定はできません。でも私は、暑がらせてしまったことが引き金だったのではと感じています。夫は「寒暖差もあるかも」という見立てでした。

あの夜に着せていたものと同じ綿入りロンパース姿の新生児
あの夜と同じ綿入りロンパース。ただしこの写真は1回目から1週間ほど後で、肌着を1枚減らし、毛布の上にタオルを重ねるのもやめた“見直したあと”の姿です。ロンパース自体が悪いのではなく、重ね着のしすぎと室温が問題でした。

それ以来、気をつけていること

あの夜から、我が家が変えたことです。

綿入りのロンパースは、もう着せていません
・厚着や毛布の重ねすぎをやめ、「暑くさせすぎない」を意識
・赤ちゃんの手が冷たくても、むやみに着せ込まない
・寒暖差対策として、寝室ではなくリビングでみんなでエアコンをつけて寝るように(寝室はエアコンなし)

着せる枚数は、その日に合わせて足し引きしています。寒さ対策と同じくらい、暑くさせすぎないことを大事にするようになりました。

同じ状況で不安なあなたへ

あのとき、#8000(小児救急電話相談)はとても心強い存在でした。私のように、つい「病院に行くほどかな…」と受診をためらってしまうタイプの人こそ、気軽に頼っていい場所だと思います。実はこのとき、私は#8000の存在すら知りませんでした。母子手帳や冊子に載っているのに、まったく目に止まっていなかったんです。判断に迷ったら、まず電話で相談してみてください。気軽に相談していい、本当にありがたいサービスでした。

そして、これがいちばん伝えたいことです。——少しでも「やばいかも」と思ったら、迷わず受診してください。赤ちゃんの嘔吐は、ときに重い病気が隠れていることもあります。「様子見でいいかな」と我慢する必要はありません。電話相談も、夜間の受診も、安心のために使っていいんです。

我が家のケースは結果的に大事には至りませんでしたが、原因も確定していません。
ちなみに、この記事を書いている今、赤ちゃんは生後8ヶ月21日。あの夜以来、同じことは一度も起きていませんし、風邪ひとつひかず元気に過ごしています。あくまで一つの体験談として、同じ夜に怖い思いをしている誰かの、少しの安心につながればと思っています。

※この記事は私個人の体験です。診断や医療的な判断は、必ず医師にご相談ください。

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