妊娠してからというもの、SNSやネット、雑誌でやたら
目にするようになったのが「葉酸サプリ」や「妊婦専用の健康食品」。
「赤ちゃんのために」「安心・安全のために」といった言葉が並び、
気がつけばどれもこれも欲しくなってしまう…。
でも、ふと立ち止まって思ったんです。
「これ、本当に全部必要なのかな?」って。
妊婦の”安心”て、お金になるの?
妊娠中は体の変化だけじゃなく、情報の多さや周囲の言葉にも敏感になる時期。
そんなときに、「これを飲まないと赤ちゃんに悪影響があるかも」なんて言葉を見たら、やっぱり不安になります。
私自身、そうでした。
「高いけど…後悔するよりは…」と、ネットでいくつかのサプリを調べては購入寸前までいったこともあります。
でも、そこで思い出したのが昔の人はサプリなんてなかったという事実。
もちろん、今と昔では環境も違います。
例えば、昔の土壌は栄養が豊富だったため、野菜そのものの栄養価が今より高かったと言われています。
そう考えると、当時は「サプリがなくても足りていた」可能性もあるのかもしれません。
とはいえ、今でもサプリなしで元気な赤ちゃんを産んでいる人は世界中にいます。
「栄養が足りない=すぐサプリ」ではなく、「まず普段の食事でカバーできるか」を考える視点って、意外と見落とされがちなのかも?と思いました。
たまたま出会ったグミサプリ
が、私にはちょうどよかった話
そんな中で、ドラッグストアでふと目に留まったのが「鉄と葉酸が入ったグミサプリ」。
お値段は800円ほど。
正直、「えっ、これでいいの?」って思いました。
でもネットで調べてみたら、妊娠中でも安心な成分を使用していると書かれていたんです。
念のため、産婦人科の先生に聞いてみたところ——
「これは飲んでも全然問題ありませんよ」
とのこと。ホッとしました。
このグミサプリ、1日2粒で葉酸と鉄(10mg)、さらにコラーゲンまでとれるという優れモノ。
(ヘム鉄・非ヘム鉄の話はここではナシ!)
一袋何千円もするものに比べるとずいぶん手頃だけど、私にとっては「ちゃんと納得して選んだ」という安心感がありました。
サプリを否定したいわけじゃない。でも、
「選ばされてない?」って問いかけたい
体質や食事状況によっては、サプリが必要な人もいる。
でも、すべての妊婦さんが「高額なサプリ」を飲まなければならないわけじゃないはず。
だからこそ、私はこう問いかけたい。
「そのサプリ、本当にあなたに“必要”ですか?」
「“安心のため”が、いつのまにか“思考停止の選択”になっていませんか?」
私たち妊婦が感じている“少しの不安”は、企業にとっては“ビジネスチャンス”。
だからこそ、マーケティングの言葉にそのまま乗る前に、まずは自分の考えで選ぶことを大切にしたい。
最後に。私が選んだのは「無理せず、納得できる選択」
葉酸も鉄も、できるだけ食事からとれるように意識しています。
そして、必要だと感じたら無理なく続けられる価格帯のものを選ぶ。
それだけでも、心はずいぶん軽くなりました。
妊娠中は、ただでさえ心配ごとが多い時期。
だからこそ、「何を摂るか」ではなく「どう選ぶか」に意識を向けてみてほしい。
わたしの体験が、誰かの小さなヒントになれば嬉しいです。